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晩夏~秋の庭で大活躍!「サルビア・ガラニチカ」がプロのガーデナーに好まれる理由

2022.09.24

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

サルビア・ガラニチカ



サルビア・ガラニチカ
サルビア・ガラニチカは、花が大きく美しい花色がよく目立ちます。黒みがかった茎がシックな雰囲気です。これは‘パープルマジェスティ’という品種。

■属科・タイプ:シソ科の宿根草

■花期:8月〜10月
■草丈:80〜120cm

澄んだ青紫色の美しい花に癒されてください



本日は爽やかなブルーの花を咲かせるサルビアを紹介します。まだ暑さの残る日々が続きますので、この涼しげな花にいっとき癒されてください。

サルビアにはブルーの花を咲かせる種類が多くありますが、とりわけ美しいといわれるのがメドーセージの別名でも知られるサルビア・ガラニチカです。宿根サルビアの中でハーブとして利用されるものには○○セージという別名があり、学名よりも別名のほうが幅広く利用されています。ここでもメドーセージという名前をタイトルにつけたかったのですが、メドーセージは本来、サルビア・プラテンシスにつけられた名前で、それが間違って伝えられてしまった経緯があります。正しい別名はアニスセンテッドセージですが、この別名は広く知られていなくて、現在でもメドーセージの名前で出回っています。苗を購入する際には気をつけてくださいね。

さて、サルビア・ガラニチカ。花ひとつが大きく、美しいブルー系の花色がとてもよく目立ちます。花色は青紫ですが、より青に近いものや水色もあります。どれも茎が黒く、蕾も黒いのが特徴で、それがとてもシックな雰囲気。プロのガーデナーさんも好んで利用しますが、個人邸の外周りの植栽でもよく見かけます。とても強健な性質で栽培しやすいこと、また暑さの中でも花が途切れず咲くことが広く栽培されている理由だと思います。

少し傾くようにつく花穂の流れも美しく、ひと株でも絵になるサルビアなので、散歩の途中で見つけると写真を撮らずにはいられません。

サルビア・ガラニチカ
こちらは青みがより強い花色のガラニチカ。黒い蕾が個性的です。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

日なた、または明るい日陰で、水はけのよい土壌に植えつけます。植えつけ時に元肥を施せば、追肥の必要はありません。生育が早く、草丈が高くなりがちなので、春から初夏にかけて、2〜3回切り戻しを行うと、高さを抑えられると同時に花枝が増えます。草丈は高くなりますが、手前に傾くように花穂をつけるので、花壇の手前に植えて通路に花穂を傾けさせても素敵です。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい ・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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