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花以上にカラフルな色彩! 花壇の主役を張れる「コリウス」の葉の美しさに感動

2022.08.26

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

コリウス


■属科・タイプ:シソ科の一年草
■葉の観賞期間:6月〜10月
■草丈:40〜100cm

花よりもデコラティブな葉はもはやアートの領域


コリウス


黄緑色×えんじ色×ショッキングピンク。ファッショナブルな色合わせが目を引くコリウスは、葉でありながら花壇の主役を張れます。

コリウスといえば、暑さの中でも華やかな色彩を放つカラーリーフとして、昔から夏の花壇で重宝されてきました。ときに花より目立つ派手な色彩に、あまり好みではないという方もいらっしゃると思います。

かくいう私もそのひとりでした。ところが最近のコリウスは、見かけるたびに「これはすごい!」と感嘆するほど、デコラティブ=装飾的で、植物が生み出す芸術のような葉の美しさに感動さえ覚えるのです。

さて、近年コリウスの品種がより多くなったのには訳があります。従来のコリウスは種子系といって、タネから育てて増やすのが基本でした。それが最近では挿し木で増やす栄養系の品種がどんどん増えているのです。栄養系の品種は花がつきにくい性質なので、初夏にポット苗を植えると環境が合えばどんどん成長して、秋には大株のコリウスを楽しめるようになります。

花の少ない時期にも庭に色彩をもたらすカラーリーフは、庭づくりでは欠かせない存在ですが、ここまでインパクトが強く、花壇の主役になれるリーフプランツはなかなか見当たりません。住宅街でもコリウスを植えているお宅をよく見かけるので、その芸術的な葉模様をじっくりと観賞してみてください。

コリウスの葉の美しさについては、文字で表すより写真をご覧になっていただくほうが皆様により伝わると思いますので、いつもより写真を多めにご紹介いたします。

コリウス
大株になるとこんなにボリューム感ある姿に。こんもりと形よくまとまるので管理も楽です。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★☆☆☆☆

原産地では宿根草ですが、耐寒性が弱いので、日本の環境では一年草扱いとなります。基本的には日なたを好みますが、真夏の直射日光の下では葉焼けしたり、葉色が褪せることがあるので、半日陰程度の場所で管理するとよいでしょう。植えつけ時に元肥を土に混ぜ、以降は月に1回程度置き肥をします。夏にシソのような花穂をつけますが、葉を長く観賞するためには、花芽が出てきたら摘み取り、花を咲かせないようにします。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい ・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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