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実はヒマワリじゃない?「ヒメヒマワリ」の魅力と庭づくりにおすすめの理由

2022.08.03

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

ヒメヒマワリ



ヒメヒマワリ

小さなヒマワリに見えますが、ヒマワリではなくヘリオプシス。ビビッドな黄色の花が夏中楽しめる宿根草です。


■属科・タイプ:キク科の宿根草
■花期:6月〜10月
■草丈:60〜150cm

ヒマワリの名はつけど、ヒマワリの仲間ではありません



前回ご紹介した宿根ヒマワリとよく似た花にヒメヒマワリがあります。ヒマワリとつくので混乱しがちですが、ヒメヒマワリの学名はヘリオプシス。学名ヘリアンサスのヒマワリとは異なる宿根草です。ちなみに日本に自生する宿根ヒマワリは、キクイモと紹介しましたが、ヘリオプシスの和名はキクイモモドキ。モドキ=違う花なんですけどね、という意味だと思います。

ヒメヒマワリも暑さに強く、真夏でも途切れることなく花が咲き続けます。品種も豊富なので、散歩の途中でも栽培しているお宅をよく見かけます。宿根ヒマワリと異なる点がもう一つ。ヒメヒマワリには花弁が散らずに長く残るので、楽しめる期間がより長くなるという魅力もあります。

宿根ヒマワリでは爽やかな花色の‘レモンクイーン’という品種が大人気ですが、ヒメヒマワリは葉や茎がシックな色合いの品種が注目されており、プロのガーデナーさんもよく利用しています。花色も黄系だけではなく、オレンジ色や朱色などもあり、すっきりした一重咲きのほかボリューム感のある八重咲きも、とラインナップも充実しています。お気に入りの品種をぜひご自宅の庭で栽培してみてください。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

耐暑性だけでなく、耐寒性も強く、冷涼な気候の土地でも冬越しが可能な宿根草です。また、痩せ地でもよく育つ性質なので、植えつけ時に元肥を加えれば追肥の必要はありません。花は長く残りますが、色が褪せてきたら摘み取ると、次の花の開花を促せます。草丈が高めに育ったら、支柱を立てておくと強い雨や台風などでの倒伏を防げます。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい ・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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