国内
2017/11/24
国産の小麦栽培を応援するという目標のため、どうやったら本当においしいパンが焼けるのかを考え抜き、地元産の小麦を自社製粉してパンを作るという地産地消への挑戦は、「湘南小麦プロジェクト」と名づけられています。今年はその10年目。試行錯誤を続けながら製粉技術を磨いてきました。
ゆっくりと手間をかけて挽いた小麦粉は、雑味がなく麦本来の甘みと香りが引き出せると評判を呼び、今では多くの有名パン職人が湘南小麦を使って、パンを焼いています。香り高くおいしいパンへの支持が広がるにつれて、小麦の取り引き農家も増え、作付け面積も生産量も大幅に増加。
踏めば踏むほど強く育つ、小麦の元気に学ぶ食育イベント「麦踏み塾」の活動が始まったり、東京農業大学と共同で「パン食文化フォーラム」が立ち上がるなど、パン屋さんと小麦農家の関係を超えて、プロジェクトは大きく広がりつつあります。まずは、南小麦で焼かれたパンを味わってみてください。国産小麦の秘められた実力に驚くはずです。
神奈川県伊勢原市板戸645-5
TEL | 0463(57)3085 |
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営業時間 | 10時~15時(パンが売り切れるまで) |
定休日 | 製粉日の火曜・水曜・木曜 |
麦踏み塾ホームページ http://mugifumi.com
「家庭画報」2017年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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