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切り花の定番「カスミソウ」はガーデンでも大人気! 育て方のコツは?

2023.05.06

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

カスミソウ


カスミソウ
花壇でふんわりと群れ咲くカスミソウ。これは大輪品種の‘コベントガーデン’。花の白さが際立ちます。

■属科・タイプ:ナデシコ科の一年草、または宿根草
■花期:5月〜7月

■草丈:20〜100cm

庭でふんわりと咲くカスミソウを見たことがありますか?


カスミソウといえば、切り花の定番。一時はブームになるほどの人気でしたが、じつはその人気は衰え知らず。今でもカスミソウだけを束ねたウエディングブーケはとても人気があるそうです。

切り花では見慣れたカスミソウですが、庭でも大活躍していることをご存じでしょうか。

地中海沿岸からアジアにかけてが原産のカスミソウは、高温多湿に弱いので、日本の気候では庭での栽培が難しいといわれていましたが、最近、丈夫な性質の品種が次々と誕生し、観光ガーデンなどでそれを利用して花を咲かせているのをよく見かけるようになりました。

一年草タイプでは、成長がとても早く花が大きな‘コベントガーデン’がその代表です。また、宿根草タイプの‘フェスティバル’シリーズもガーデンカスミソウといわれ、庭で育てやすいように改良されています。

カスミソウ
‘コベントガーデン’をアップでどうぞ。昔のカスミソウより花がぐっと大きい!

‘コベントガーデン’が庭で咲いているのを見たときには、その元気いっぱいの姿に新鮮さを感じ、あらためてカスミソウは素敵な花だと感じました。花壇でこれほど軽やかなボリューム感を出せる花はなかなかないと思います。

また、隣で咲く花の間からカスミソウがのぞいていたりすると、まるで切り花のアレンジを見ているようで、花合わせの可能性がさらに広がるような気もしました。‘コベントガーデン’は大輪種なので、花ひとつの存在感もあり、白さがよく映えるのも魅力だと思います。

‘フェスティバル’シリーズには白花のほかにピンク花もあります。ピンクのカスミソウが咲く様子は本当に愛らしく、苗を入手して栽培してみたくなりました。個人邸でもこれからカスミソウを育てるお宅が増えてくると思います。散歩の途中で元気に咲くカスミソウに出会える日が楽しみです。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

日なたで、できるだけ風通しのよい場所を選びます。水はけのよい土壌に元肥を施してから苗を植えつけます。その後の水やりは雨まかせでかまいません。過湿にならないように管理するのがポイントです。草丈が高くなる品種の場合は、40cmくらいまで伸びたら支柱を立てておくと倒伏防止になります。花が咲き終わったら、花茎の根元からカットします。宿根草タイプは耐寒性が強いので、温暖地では防寒対策なしでも冬越しできます。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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