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開ききる前のカップ状が、ふんわりキュート!「クリサンセマム・ムルチコーレ」

2023.03.07

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

クリサンセマム・ムルチコーレ


クリサンセマム・ムルチコーレ
ふんわりと花が開いてきたムルチコーレ。このカップ状のときがたまらなくかわいらしい!ネメシアの紫色がムルチコーレの黄色の鮮やかさをより引き立てています。

■属科・タイプ:キク科の一年草
■花期:3月〜5月

■草丈:20〜30cm

ふんわり開いてきた黄色の花がとてもキュート!


クリサンセマムの白花はパルドサム、黄花はムルチコーレと覚えて久しいのですが、最近では分類が変わり、白花はレウカンセマム・パルドサム、黄花はコレオステプス・ムルチコーレと別種になっています。

ただ、今でもどちらもクリサンセマムで出回ることが多く、白花はノースポールという品種名で、黄花はただムルチコーレとして呼ばれる場合も多くあります。

クリサンセマムの白花は以前紹介しましたが、冬の間から開花するのが大きな魅力で、この時期にはさらに株が育って花もたくさん咲いている姿が見られます。

ムルチコーレが咲き始めるのはちょうど今頃で、これがとてもかわいらしい黄花なんです。満開になると小さなキクのような花形なのですが、開ききる前のふんわりしたカップ状のときがいちばんかわいらしくて魅力的だと感じています。

花径3cmほどの一重咲きなので、サイズ的にはそれほど目立つ存在ではありませんが、花色の黄色の鮮やかさで「あっ、ムルチコーレが咲いている!」と散歩道でもすぐに気がつきます。

チューリップの足元に咲いていたり、ビオラやパンジーと一緒に植えて花色合わせを楽しんだり、観光ガーデンでも個人邸の外周りの花壇でも大活躍のムルチコーレ。開きかけの花、満開の花と時期を変えて眺めてみると、表情の違いがわかってより楽しくなります。



ここでもムルチコーレと紫色のネメシアの花合わせが!草丈のバランスも程よく、小さいスペースながら魅力的なシーンだと感じました。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★☆☆☆☆

日当たりがよく、水はけのよい土壌に植えます。植えつけ時に元肥を施します。早めに植えつけた場合は、開花期間に一度薄めに希釈した液肥を株元に施すと、花つきがよくなります。地植えの場合、水やりは雨まかせでかまいませんが、土壌がひどく乾燥しているときには水やりします。ただ、過湿に弱い性質なので、水やりのしすぎに気をつけて。次から次へとたくさん花が咲くので、終わった花がらは随時摘み取ります。同時に黄色くなった下葉も取り除きます。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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