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春の散歩道を彩る「ハナニラ」の素敵な英名とは? ヒントは星のような花の形

2023.02.15

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

ハナニラ


ハナニラ
観光ガーデンで群生するハナニラに出会いました。水彩絵の具を水で溶いたように淡い青紫が本当に爽やか。ムスカリも咲き出しています。

■属科・タイプ:ネギ科の秋植え球根
■花期:2月〜5月

■草丈:10〜20cm

スプリングスターフラワーという素敵な英名もあります


これから春にかけて、散歩道で何か所も見かけることになるのがハナニラです。個人邸の外周りの花壇よりむしろ、舗道の植え込みや道路と壁のすき間から花を咲かせているのをよく見かけます。

学名のイフェイオンでも出回り、また、花がかわいらしい星形をしていることからスプリングスターフラワーという英名でも出回ります。ちなみに和名のハナニラは、茎を折るとニラ臭がすることから名づけられています。

南アメリカ原産で25種ほどが分布しますが、日本でよく見かけるのはユニフロルムです。淡いブルー、白、ピンクの花色があり、いずれも爽やかで優しく、春の雰囲気によく似合うと感じます。

丈夫な性質で、球根を植えっぱなしでも数年続けて咲き、しかも株が大きくなって花数も増えます。分球してよく増えますが、タネからでも発芽しやすいため、自生しているかのようにいろいろな場所で見かけるのもそのためです。

散歩のたびに「ここにも!あそこにも!」とハナニラに出会うのを楽しみにしているので、よほど邪魔にならない限りは抜かないで花を咲かせてほしいとも思うのですが、やはりはみ出して咲いている感があり、株ごと抜かれていることもしばしばです。

植えっぱなしにできる球根の中でも、もっとも手間がかからない一つで、初心者でも容易に栽培できます。もし外周りの花壇にスペースがあったら、秋に球根を植えつけてみてください。

ハナニラ
星形の花とシャープな葉のバランスが美しい株姿。花茎1本に1輪の花が咲きます。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★☆☆☆☆

球根の植えつけ適期は9月〜11月。日なた、または明るい日陰で、水はけのよい土壌に植えつけます。植えつけの深さは球根3球分が目安。植えつけ時に元肥を施せば、追肥の必要はありません。地植えの場合は水やりは雨まかせでかまいません。ただし、からからに乾いたときにはたっぷりと水やりをします。花が終わったら花茎ごと摘み取り、葉は自然に枯れるまでそのままにしておきます。分球で増やしたい場合は、9月〜11月に球根を掘り上げて分割し植え直します。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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