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大きく鮮やかな色の花が魅力。原種系の素敵な「アネモネ」がいま人気です!

2023.02.12

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

アネモネ


アネモネ
白に赤の絞りが美しく、中心部は青みがかる。こんなに芸術的なアネモネを見たら、思わず育ててみたくなりますよね。これが原種系のパブニナです。

■属科・タイプ:キンポウゲ科の秋植え球根
■花期:2月〜5月

■草丈:15〜50cm

原種系の素敵なアネモネがいま人気です!


まだ草丈が低いのに、もうアネモネが花を咲かせ始めています。アネモネは地中海沿岸が原産で、ギリシア神話にアネモネにまつわるエピソードが多く記されているのを見ると、それくらい古い時代から愛されてきた花なのだとわかります。

庭でよく見かけるのが、大きな一重の花を咲かせるコロナリアで、‘デカーン’はその代表的な品種です。コロナリアは原種系のパブニナやその交配種のフルゲンスなどの交配種といわれ、花が大きく鮮やかな花色が魅力です。

ところが最近では、花は小さいものの野趣のあるかわいらしい原種系の苗が出回るようになり、注目を集めています。なかでも人気が高いのがパブニナです。パブニナとはラテン語で「クジャクのような」という意味で、どの花色も中心部が青紫色になるのが特徴。花弁を大きく広げて咲くと、その青紫がよく目立ち、なんだか神秘的な印象を受け、その美しさに見惚れてしまいます。

パブニナを始めとする原種系の交雑から生まれたフルゲンスも小ぶりな花がかわいらしく、球根もよく出回るので、地植えや鉢植えで育てているお宅もけっこうあり、散歩道でも時々見かけます。原種系のアネモネは野生種に近い性質のため、植えっぱなしでも数年咲き続けてくれるのが大きな魅力です。

早春に色鮮やかな丸い花がふんわり開いているのを見るとたまらなく愛おらしく感じられ、「ああ、アネモネ、やっぱり好きだー」と毎年のように感じています。コロナリアの園芸品種は球根も豊富に出回り、開花株も入手できますが、初めてアネモネを栽培する方は、まず原種系から始めるのがおすすめです。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

球根の植えつけ適期は10月〜11月。日当たりがよく、水はけのよい土壌に植えます。植えつけ前に一晩水に浸して吸水させると、芽が出やすくなります。植えつけ時に元肥を施せば、追肥の必要はありません。地植えの場合は、からからに乾いたときのみ水やりをします。花が終わったら花茎ごと摘み取り、葉は自然に枯れるまでそのままにしておきます。フルゲンスなどの原種系は、そのまま植えっぱなしでも翌年も開花します。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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