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清涼感のあるブルーの花が美しい「ルリマツリ」。壁一面に咲かせる楽しみも

2022.09.19

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

ルリマツリ


ルリマツリ
真夏はもちろん、暑さがまだ残るこの時期に見ても清涼感を得られるブルーです。これは従来のルリマツリより少し青みが濃い品種。

■属科・タイプ:イソマツ科の半つる性の常緑低木
■花期:5月〜11月

■草丈:3m程度(つるの長さ)

パステルブルーの花が涼感をもたらします


真夏の暑さにも負けず、パステルブルーの清涼感ある花房をたくさんつけ続けるのですから、この花を咲かせたいと思う方がたくさんいるのも当然。

私の自宅から駅までで、数えてみたら10軒ものお宅でルリマツリを見かけました。そのおかげで、花に涼感をもらいながら駅まで歩けたと同時に、人気のある花木だとあらためて感じました。

ルリマツリは南アフリカ原産の熱帯花木で、暑さは大の得意! それでも、厳しい暑さで少し元気がなくなったかな、と思っていたら、涼しくなり始めると、また花房も増え、葉もつややかになり美しい姿を取り戻します。日差しも真夏ほど強くなくなったせいか、写真を撮るならむしろ今頃のほうがきれいに撮れますよ。

ルリマツリは半つる性なので、フェンスなどに絡ませるか、または高い位置からつるが枝垂れるように仕立てます。生育力が旺盛なので、一面を埋めるようにつるが伸び、花が咲くと美しい景色が生まれます。

花がきれいなだけではなく、ルリマツリ1本だけでも美しい景色ができることも大きな魅力だと思います。大株になると葉と花ですき間が埋まるほどボリューム感が出るので、グリーンカーテンとしても利用されるようになっています。半耐寒性なので、温暖地であれば翌年もつるが伸びて再び花が楽しめます。一年草のように毎年新しく仕立て直す必要がなく、管理の手間がラクなのも人気の理由です。

なお、ルリマツリは学名のプルンバゴでも流通するので覚えておいてください。

ルリマツリ
コンクリートブロックから枝垂れるような仕立てで。幅もあり、ボリューム感たっぷりの景色を楽しませてもらっています。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

半つる性なので、植えつけたばかりの小さな苗には支柱やトレリスなどつるを這わせる仕立てが必要です。成長が早いので、ボリュームが出すぎたり、枝が込み合ってきたら、古い枝や伸びすぎた枝を剪定します。やや強めに切り戻しても、翌年の成長に影響はないのでご安心を。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい ・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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