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「西郷どん」も食べていた?! 歴史と風土に根ざした食文化が残る奄美大島に注目

都道府県のスペシャリテ「鹿児島県」

NHK大河ドラマ『西郷どん』の舞台として話題の鹿児島県。その西郷隆盛が暮らしたこともある奄美大島には独特の食文化が残っており、季節の行事とともに伝承されています。

今回、奄美大島の北部、奄美市名瀬で郷土料理の店「なつかしゃ家」を営む恵上イサ子(えがみ・いさこ)さんに作っていただいたのが、「三献(さんごん)」。お正月や結納など特別なハレの日に食べる儀礼食です。

一の膳は、餠、海老、しいたけ、卵、白身魚などが入った吸い物

一の膳は、餠、海老、しいたけ、卵、白身魚などが入った吸い物。具の数は必ず奇数だそう。

二の膳は、白身魚を1、2晩ほど昆布じめしたもの

二の膳は、白身魚を1、2晩ほど昆布じめしたもの。冷蔵技術の発達した現代では刺し身で代用することも多い。地域によってはたこやいかも使われる。

三の膳は、大根と豚肉の吸い物

三の膳は、大根と豚肉の吸い物。鶏肉を使う地域もある。

奄美では、元日の朝は、この三献を食べ終わるまでは誰も外に出てはいけないほど厳粛な食事で、かつては朝風呂に入り正装をして、家長がその進行を取り仕切ったといいます。

膳ごとに焼酎が添えられ、まずはその焼酎を飲み干した後で食べる作法となっており、一の膳は餠の吸い物、二の膳は白身魚の刺し身、三の膳は豚肉の吸い物です。

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