水平線の向こうから、あるいは山の端から太陽が顔を出す荘厳さは、私たちの心を打つものがあります。北海道から鹿児島まで、日の出の名所を紹介します。

元旦の富士山のご来光。「初富士」は、新年を迎えて仰ぐ富士山を表す正月の季語。「赤富士」は、風水の観点からも縁起がよいとされる開運モチーフ。写真/ tropicalisland・PIXTA
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初日の出 絶景スポット12選
襟裳岬(北海道)
時間6時54分頃。雄大な日高山脈の突端にあたる襟裳岬の2019年元旦の初日の出。高さ約60メートルの断崖にある展望台から朝日を眺められる。周辺の岩礁にはゼニガタアザラシも生息。写真/Gold ・ PIXTA
松島(宮城県)
時間6時52分頃。東松島市の宮戸島にある標高106メートルの山、大高森(壮観)から見る初日の出。松島四大観と呼ばれる景勝地の筆頭で、「壮観」と呼ばれるにふさわしい松島湾の絶景が楽しめる。写真/kikutti・PIXTA
大洗磯前(おおあらいいそさき)神社(茨城県)
時間6時48分頃。海上の岩の上に立つ鳥居「神磯の鳥居」は、お正月に初日の出が昇る方向に向いていて、荘厳で神秘的な佇まい。御祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)が降臨した大洗磯前に創建された神社の鳥居。写真/よっちゃん必撮仕事人・PIXTA
犬吠埼(千葉県)
時間6時46分頃。銚子市犬吠埼からの初日の出。離島を除いた平地で日本一日の出が早いことで知られる。磯に砕ける波しぶきの光景と灯台とのコンビネーションがフォトジェニック。写真/よっちゃん必撮仕事人・PIXTA
真鶴岬(神奈川県)
時間6時51分頃。神奈川県真鶴岬、三ツ石と初日の出。元日の朝、注連縄のかかる岩の間から日が昇る。写真/アフロ
三浦海岸(神奈川県)
時間6時49分頃。三浦海岸の初日の出。例年、多くの人が新しい一年が生まれる瞬間を目にするために訪れる屈指のスポット。写真/ジュノ・PIXTA
城ヶ崎海岸(静岡)
時間6時51分頃。伊東市、城ヶ崎海岸門脇吊橋越しに、初日の出が昇る。断崖絶壁にかかる長さ48メートル、高さ23メートルのスリル満点の吊橋からの眺めはいかばかりか。前景の松のシルエットが美しい。写真/fujiyama・PIXTA
渡月橋(京都府)
時間7時4分頃。京都嵐山のシンボル、渡月橋は日の出詣の名所。橋の上から拝むのもよいが、この写真のように橋越しに眺めるのもオツなもの。少し上流の屋形船の発着場近くからの船越しの眺めもよい。
写真/masaya・PIXTA
橋杭岩(和歌山県)
時間7時00分頃。日本の朝日百選に選ばれている和歌山県串本町の橋杭岩のご来光。850メートルにわたって不規則にそそり立つ奇形の岩柱の少し右手側の紀伊大島から昇る朝日は、幻想的。写真/kumako・PIXTA
白鬚(しらひげ)神社(滋賀県)
時間7時4分頃。高島市鵜川の白鬚神社の湖中の大鳥居越しに望む日の出。沖島を背景に琵琶湖畔に朱塗りの鳥居が浮かぶ姿から、「近江の嚴島」とも呼ばれる滋賀県随一の朝日スポット。写真/アフロ
虫明(むしあげ)(岡山県)
時間7時10分頃。瀬戸内市邑久町(おくちょう)の美しい虫明湾に昇る朝日。かきいかだを前景に入れ、黄金色に染まった瀬戸内の海と多島美とともに日の出が見られる絶景スポットとして知られる。
写真/bizen193・PIXTA
桜島(鹿児島県)
時間7時17分頃。桜島から昇る初日の出は、鹿児島水族館付近7時27分頃、吉野公園7時36分頃、仙巌園(せんがんえん)7時55分頃(南岳山頂付近)と場所により大きく異なるので要注意(海上保安庁調べ)。写真/fumingo・PIXTA