国内
2016/11/15
山梨といえば、なんといっても古来、多くの日本人から畏敬されてきた霊峰、富士山でしょう。2013年6月22日の世界文化遺産登録決定から3周年にあたる今年6月22日に新しく開館したのが、「富士山世界遺産センター・南館」です。施設の目的は、“信仰の対象と芸術の源泉”としての富士山の文化的価値や魅力を体感してもらうというもので、自然環境のみならず、富士山と人とのかかわりをわかりやすく印象的に紹介しています。
富士山を360度・全方位から見られる巨大オブジェ「冨嶽三六○」。
入館してまず圧倒されるのは、宙に浮かぶ富士山の巨大オブジェ。「冨嶽三六〇」と名づけられたそれは、和紙で作られており、高さ3メートル、直径15メートルという巨大サイズ。一日の時間の流れや季節の移り変わりによってさまざまな表情を見せてくれる富士山を音と照明の演出によって再現します。階下に広がるのは富士山を中心に直径1000キロの範囲を示した地形図。こちらは構成資産と富士山文化の広がりを表しています。
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