修造画報

東京2020で“チャレンジできる機会”をたくさんつくって、多くの人を巻き込みたい/パラ・クリエイティブプロデューサー ディレクター栗栖良依さん

「パラリンピックの開閉会式の仕事は人生最大のチャレンジです」──栗栖さん

松岡 東京2020の開閉会式のお仕事はいかがですか。国を挙げての一大プロジェクトは大変でしょう?

栗栖 やはりこれだけ大きなイベントをつくるのは大変ですね。今まで生きてきたなかで最大のチャレンジと感じています。

松岡 それぞれのジャンルのトップランナーが集まったチームなだけに、いつもの現場のようには進められないもどかしさもあるのではないでしょうか。

開閉会式のチームでおいしいお酒を

栗栖 もどかしい気持ちはチームのメンバー全員が抱えていると思います。今は議論を重ねながら進めていますが、この葛藤を共有できるのはこの8人しかいないという思いもあります。

だから、私などがいうのもおこがましいのですが、大会が無事閉幕したときに、「お疲れさま!」といい合って、おいしいお酒が飲めるのも、この8人なんじゃないかな……という気がしています。

松岡 一緒においしいお酒を飲むためにも、ぜひみなさんの思いが最高の状態で結集したものをつくってください!

修造エール

良依さんは驚くほどポジティブなかたです。闘病生活は壮絶だったといいながら、「抗がん剤治療の副作用で髪が抜けたあと、病気になる前より太くて丈夫な髪が生えてきたんです。だから、治療を前に不安になっている人によく話すんです。私の髪はめっちゃ丈夫になったよ!って」と笑いながらお話しされていました。

良依さんはまた、病気を機に障がいのある人たちとものをつくる面白さを知った今、「病気をする前の世界に戻りたいとはまったく思わない」といいきります。

その前向きさ、強さにとても感銘を受けました。ぜひ、ご自分の考え方と体験を本にして、世の中の人たちに良依さんの圧倒的な前向きさを伝えてほしいです!タイトルは『ピンチをチャンスにする方法』とか?

ピンチをチャンスに

松岡 修造  SHUZO MATSUOKA

1967年東京都生まれ。86年にプロテニス選手に。95年ウィンブルドンでベスト8入りを果たすなど世界で活躍。現在は日本テニス協会理事兼強化本部副本部長としてジュニア選手の育成とテニス界の発展に尽力する一方、テレビ朝日『報道ステーション』、同『TOKYO応援宣言』、フジテレビ『くいしん坊!万才』などに出演中。近著に日めくり『まいにち、新・修造!』。東京2020オリンピック日本代表選手団公式応援団長としても活動中。公式サイト>>

撮影/鍋島徳恭 スタイリング/中原正登〈FOURTEEN〉(松岡さん) ヘア&メイク/石原桃子(栗栖さん)、大和田一美〈APREA〉(松岡さん) 取材・文/清水千佳子 撮影協力/新豊洲Brilliaランニングスタジアム

『家庭画報』2019年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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