修造画報

小池 百合子さん×松岡修造さん「願いは、東京2020の開催が100年前のアントワープ大会のように世界に希望の灯をともすこと」

松岡さん

心の支えは道頓堀の“ゴールインサイン”

松岡 最初にコロナ禍を「最も想定外」とおっしゃっていましたが、何がいちばん大変ですか。

小池 台風などの災害と違って、目に見えないウイルスと戦わなければならないことです。戦い方がなかなかわからないですし、みなさんに注意喚起をするのも難しい。

松岡 「なんで私がこんな大変な目に」と、ネガティブゾーンに入ってしまうことはありませんか?

小池 ネガティブになっても仕方がありませんよね。私は課題を前にするといつも、大阪の道頓堀にある有名な看板を思い浮かべるんです。両手を高く上げてゴールする姿を。

松岡 なるほど! あの看板が心の支えになっているのですね。

小池 そうです、そうです。困難があっても、すべては目標に到達するまでの道程の一部。乗り越えたら、最後はこれ(看板のポーズ)だ!と自分を奮い立たせることで、エネルギーや気持ちを保っています。

松岡 小池さんのタフさの秘密が一つわかりました。そのタフさ、僕も身につけたいです。

小池百合子都知事より~
対談を終えて

いつお会いしても、エネルギーに満ち溢れている修造さん。対談の最後にその秘訣を尋ねたら、「人を応援しようと思うと、自然に元気が湧いてきます」とのお返事でした。さすがは東京2020オリンピックの応援団長さんです。

私も修造さんとお話しして、大いに元気をいただきました。安全安心な大会を実現できるよう、最大限がんばります。

修造エール

昔から、いろいろな目標を立てるのが好きだという小池さん。若い頃は世界中の国を回ると決め、1人でアラブやアフリカの国へ行き、地元のバスツアーに参加したり、地図を片手に歩き回ったというから、相当なチャレンジャーです。

冒険家ですねというと、「人生はアドベンチャーですよね。だって、予定になかったことがいっぱい起きるじゃないですか」という深い言葉が返ってきました。

それにしても、1年以上続いているこの想定外の事態の舵取りは本当に大変だと思うのですが、水を向けても「それがミッションですから」ときっぱり。

そんな小池さんが今挑んでいるゴールは、僕たちのゴールでもあります。みんなで無事ゴールできますように!

修造エール

「修造画報」心のコラム一覧

第1回「オリンピックを“自分ピック”に!」

第2回「2020年、日本のスポーツ文化は変わります!」

第3回「選手を知れば知るほど、応援は楽しくなる!」

第4回「開会式は日本が総力を結集してつくる壮大な舞台。必見です!」

第5回「大会の成功はボランティアの笑顔にかかっています!」

第6回「オリンピックの選手村はこんなに楽しい!」

第7回「パラリンピックはすべての試合に大きな感動があります!」

第8回「ラグビーワールドカップ2019が教えてくれたこと」

第9回「男子マラソン・中村匠吾選手、服部勇馬選手にエールを送ります!」

第10回「挑励(チョレイ)!卓球男子代表に内定した張本智和選手が苦悩の末に取り戻した自信」

第11回「目指すは金メダル。卓球女子日本代表は強いです!」

第12回「僕が忘れられない、日本代表選手たちの名言」

第13回「一体感がいい!新しい国立競技場に立って感じたこと」

第14回「金メダル獲得で得られる、とてつもない自信

東京2020への道 届け!熱い思い一覧

福岡発、世界中で愛される東京2020大会マスコットが誕生!/キャラクターデザイナー 谷口亮さん

聖火リレーの“温かさ”が多くの人の記憶に残ってほしい/デザイナー 吉岡徳仁さん

東京2020を宇宙から応援するために 日本の超小型衛星を空へ!/東京大学航空宇宙工学専攻教授・工学博士 中須賀 真一さん

世界中から集まる選手のために“食のALL JAPAN”で臨みます/帝国ホテル特別料理顧問 田中 健一郎さん

東京2020で“チャレンジできる機会”をつくり、多くの人を巻き込みたい/パラ・クリエイティブプロデューサー ディレクター栗栖良依さん

仲間と交わり、気持ちよく汗をかく。それが人と人とをつなぐスポーツ最大の魅力です/日本オリンピック委員会会長 山下 泰裕さん

東京2020はデザイン界にとっても重要なイベントです/グラフィックデザイナー 廣村正彰さん

人種も言語も宗教も超えるスポーツの力、素晴らしさを伝えたい/日本オリンピックミュージアム副館長 松丸 喜一郎さん

東京2020パラリンピックのメダルを手がけた、デザイナー松本早紀子さんにインタビュー

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への特別メッセージ「今こそ世界が一つになるとき」── 松岡修造さん

グラフィックデザイナー佐藤 卓さん「スポーツを通して心を一つに」アートポスターで思いを表現

山中伸弥さん×松岡修造さん、京都と東京でのオンライン対談が実現!

日本交通 川鍋一朗さん×松岡修造さん「まさかのピンチも変革の好機に」

ドメニコ・スキラーチェ校長×松岡修造さん「今回の危機が教育の大切さを教えてくれた」

中村 桂子さん×松岡修造さん「DNAを分析すると地球上の生きものの祖先は1つ。ともに生きる世の中にしたいですね」

後藤 尚右さん×松岡修造さん「今、世の中はマイナスな状況。花には、そんなマイナスをゼロに戻す力があると思います」

羽生 善治さん×松岡修造さん「そこに辿り着くまでの努力と情熱が心を打つ。将棋も、スポーツも」

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松岡 修造  SHUZO MATSUOKA

1967年東京都生まれ。1986年にプロテニス選手に。1995年ウィンブルドンでベスト8入りを果たすなど世界で活躍。現在は日本テニス協会理事兼強化本部副本部長としてジュニア選手の育成とテニス界の発展に尽力する一方、テレビ朝日『報道ステーション』、同『TOKYO応援宣言』、フジテレビ『くいしん坊!万才』などに出演。新著『世界にチャレンジ! キミにもできる! キミでもできる!』はテニスバイブル。東京2020オリンピック日本代表選手団公式応援団長。公式サイト>>

撮影/猪俣晃一朗 スタイリング/中原正登〈FOURTEEN〉(松岡さん) ヘア&メイク/大和田一美〈APREA〉(松岡さん) 取材・文/清水千佳子 撮影協力/東京都

『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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