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花粉症やアレルギー対策に常備したい。腸内環境を整える「酢玉ねぎ」の作り方

2021.03.05

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】毎年、花粉症の症状に悩まされています


毎年この季節になると、花粉症の症状に悩まされます。薬などを飲んで押さえてはいますが、根本的に改善したいです。

【回答】「酢タマネギ」で腸内細菌を増やしましょう


感染免疫学者で医学博士の藤田紘一郎先生によると、花粉症などのアレルギー対策には、腸内細菌を活性化させることが有効だそうです。藤田先生の著書『腸で変わる!病気にならない、50代からの生活習慣』より紹介します。


藤田先生が長年、寄生虫とアレルギーの関係を研究してきたなかでわかったのが、“寄生虫”がアレルギー反応を抑える抗体物質を作るということでした。しかし、寄生虫の感染者は激減し、1960年には10%、1965年には5%を切りました。花粉症が増えたのはちょうどこの時期に重なるのです。

とはいえ、寄生虫を、再びみなさんのお腹に棲まわせることはさすがにおすすめできません。ただし、調べてみると、腸内細菌には寄生虫と似たような働きがあることがわかったそう。つまり、花粉症をはじめとするアレルギー対策にも腸内細菌を元気にすることが大事なのです。

多忙な毎日でもできる健康食

書籍には、腸内細菌を元気にする方法をたくさん掲載していますが、その中から「酢タマネギ」をピックアップしましょう。

腸内フローラを改善するには今までの食習慣の見直しが必要です。特に悪玉菌が優勢な食生活をしている人は、大きく食習慣を変えなくてはなりません。

食事の内容を改善すると、たった2週間で腸内フローラの勢力図は変わります。

そこで、手軽にできる一つの方法が「酢タマネギ」を食事に加えること。タマネギは腸内細菌の大好物であるオリゴ糖と水溶性の食物繊維を含んだ“腸寿食材”です。さらには、活性酸素を除去する硫化アリルやケルセチンなどの抗酸化物質も豊富な食材。

また、酢は発酵食品であり、腸の活性化にとてもよい調味料。つまり、タマネギ×酢は腸にとって最強の組み合わせなのです。

とにかく旨味成分の塊といえるタマネギと酢ですから、サラダや付け合わせなど、どんな料理に使っても抜群においしく、どちらも安価でいつでも手に入る食材です。これで腸が元気になるとしたら、こんなにうれしいことはありません。今までの食習慣を変えてみる第一歩として、実践してはいかがでしょうか。

酢タマネギの作り方


1.タマネギは水にさらさず、そのまま薄くスライスして、少々海塩をまぶす。
2.密閉容器に入れ、ひたひたになるまで酢を入れる。
3.ハチミツを少量入れて、混ぜる。(分量はお好みでOK)
4.一日から数日間置いて、料理に使えます。

藤田紘一郎/Koichiro Fujita

東京医科歯科大学名誉教授。感染免疫学者。医学博士。1939年旧満州生まれ、三重県育ち。東京医科歯科大学医学部卒業。東京大学医学系大学院修了。金沢医科大学教授、長崎大学医学部教授、東京医科歯科大学大学院教授を歴任。




イラスト/umao 編集協力/山岸美夕紀
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