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気づかないうちに衰える「飲み込む力」。衰えをチェックする10の項目

2021.02.03

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withコロナ時代の健康術 第2回(01) withコロナの新しい生活様式で生きなければならないこの時代に、50代以降から衰えやすくなる器官や機能を取り上げ、健康を保つための方法を紹介します。今回は「飲み込む力」をテーマに浦長瀬昌宏先生にお話を伺いました。
飲み込む機能(嚥下機能)は加齢とともにゆっくり衰えます。食べ物にむせたときくらいしか意識しない、この機能は、方法を知れば鍛えることが可能です。今から始めましょう。

〔解説してくださるかた〕浦長瀬昌宏(うらながせ・あつひろ)先生
浦長瀬昌宏先生

神鋼記念病院 耳鼻咽喉科科長

嚥下トレーニング協会代表理事
2003年神戸大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野修了。耳鼻咽喉科専門医。09年から神鋼記念病院に勤務し、同院内の器官組織病態研究所(ENT medical lab)主任研究員として研究にも従事。15年に日本で初めての嚥下トレーニング外来を開設、17年には嚥下トレーニング協会を設立、代表となる。著書多数。

飲み込む機能が衰えると命にかかわることも


最近、食べ物が喉に詰まったり、お茶を飲んだときにむせたりすることが増えていませんか。それは、加齢によって飲み込む機能(嚥下機能)が衰えてきたからかもしれません。

後に説明するように、飲食物や唾液を飲み込むとき、体は一瞬でそれらを食道に誘導します。(詳しくは2/4公開予定の記事にて)

もしも気管に入りかかった場合は、むせる、咳をするといった反射をすぐに起こして、気管に入らないように追い出すのです。ところが、飲み込む機能が衰えると、本来は食道に入るべき飲食物や唾液が気管に入ってしまいます。

そのときに口の中の常在菌や肺炎球菌、飲食物に含まれる細菌などが気管から肺に至り、飲食物をエサにして繁殖し、肺炎を起こします。これが誤嚥性肺炎です。

誤嚥性肺炎は2017年から日本人の死因の分類項目につけ加えられ、翌18年の日本人の死因としては第7位となり、4万人弱が亡くなっています。

また、65歳以上の高齢者の人口10万人あたりの不慮の事故の死亡原因として最も多いのが飲食物などによる窒息です(18年消費者庁のデータ)。これも飲み込みがうまくいかなかったために起こります。
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