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黒川伊保子さんに聞く、更年期夫婦・円満のための8か条

2020.12.11

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短期集中連載「WITH更年期」第3回 更年期には夫婦間のイライラやすれ違いが起こりやすくなります。原因は、50歳前後に生じる脳の変化と、咄嗟のときに使う脳の回路の男女差。黒川伊保子さんが脳科学の視点から、夫婦の危機を乗り越えるコミュニケーション法を教えてくださいます。前回の記事はこちら>>

7×7=49歳は脳の変わり目
脳科学で乗り越える夫婦の“すれ違い”


黒川伊保子さん

人工知能研究者
(株)感性リサーチ 代表取締役社長

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)さん

1959年生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。AI研究開発、コンサルタント会社勤務などを経て2003年(株)感性リサーチを設立。『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(ともに講談社)、『女と男はすれ違う!』(ポプラ社)など著書多数。

50歳前後に変化する脳。男性にとっては人生の危機


脳は7年のサイクルで変わっていきます。7の7倍、すなわち更年期の年代にあたる49歳は脳の成長が一巡し、人生の達成感を得る年頃。

ところが先の見通しがないと不安で今を頑張れない男性にとって、この達成感はむしろ人生の危機ともいえます。

「一通り生きてきた。これからは後始末の人生か......」と思ったときの絶望感は、女性が想像する以上に深刻なもの。じつは男性の突然死と自殺のピークが49歳なのです。

これは、テストステロン(前向きなやる気をもたらす男性ホルモン)が低下し始めたことに伴う現象で、男性は元気を失うと同時に直感が鈍り、イライラしがちになります。

「鷹揚だった夫が50歳近くなって急に『洗面所の電気、消しとけよ』などと細かいことをいちいち注意したり、いらついて人の話を聞かなくなった、などということがあっても、それは一過性の可能性があります。こんな人だとは思わなかった、と決めつけず、脳の変化が原因で起きていることと大目に見てあげましょう」(黒川さん)。

あとワンサイクル経って56歳くらいになれば男性ホルモンの値は安定モードに入り、脳も安定し、一生の中で最も直感が冴える時期に入ります。男性の脳は、80歳まで頑張れそうな意欲を再び取り戻すでしょう。

「これに対して女性は“来月は友達と温泉旅行だわ” “春になったらあの有名店の桜餅を食べよう”など短いスパンの細かい欲望を満たすことを糧に生きられるので、49歳で脳が変化してもさほど落ち込みにくいのです」。
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