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もしかしてロコモティブシンドローム予備軍?「ロコモテスト」でチェックしましょう

2020.10.31

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】「ロコモティブシンドローム」を予防したい


将来、体が衰えて生活に支障をきたす「ロコモティブシンドローム」にならないか心配です。予防法はありますか?

【回答】4つの大きな筋肉にコミットする運動をしましょう


体の衰えによって、立つ・歩くといった移動機能が低下した状態を「ロコモティブシンドローム」と呼びます。


この“ロコモ”を防ぐためにどうすればいいか、整形外科医でありスポーツドクターでもある陣 彦善先生の著書『医師が教える! 1分免疫エクササイズ』よりご紹介します。

健康寿命が尽きる大きな原因は運動器の衰え

「日本人の場合、平均74歳で健康寿命が尽きるといわれています。その大きな原因が、加齢に伴う運動器の衰え『ロコモティブシンドローム』です。

運動器とは、筋肉、骨、関節、神経といった、体を動かしたり支えたりする組織や器官の総称。

運動器の機能は誰でも加齢とともに低下していくものですが、その始まりは意外なほど早く、筋肉の場合、20歳を過ぎると50歳までに5~10%の骨格筋量が減少します。さらに50~80歳までに30~40%の筋量が減少すると報告されています」(陣先生)

できた人もできない人も、筋肉を鍛える習慣を

筋肉の衰えは自覚しにくいもの。ロコモ予備軍かどうか、次の「ロコモテスト」でチェックしてみてください。

1.イスに座り、片方の脚を伸ばす。手は胸の前でクロスする
2.弾みをつけずに片脚で立ち上がり、3秒キープする

これを左右それぞれ行い、3秒キープができなければロコモの可能性があります。

できなかった人は改善として、できた人は予防として、どちらも今から筋肉を鍛える習慣をつけるべきだそう。

「ロコモティブシンドロームを予防・改善するのに最も有効な手段が、運動です。運動習慣を身につけることによって、健康寿命を延ばすことができるのです。

とくに鍛えるべきは、大腿四頭筋、ハムストリングス、広背筋、脊柱起立筋という4つの大きな筋肉です。」(陣先生)

陣先生考案の「1分免疫エクササイズ」では、この4つの筋肉に加え、重要な筋肉である足底筋もいっぺんに鍛えることができるので、ぜひ実践してみてください。

陣 彦善/Hikoyoshi Jin

福岡大学医学部卒業。1995年、東京女子医科大学病院整形外科入局。約10年間在籍後、漢方、鍼、サプリメント、アンチエイジング、ホメオパシー、ハーブなど、先端医療から伝統医療まで、国内外のさまざまな施設研修を行う。2008年、東京女子医科大学附属青山病院自然医療科非常勤講師として勤務。2010年、東京・南麻布に有栖川整形外科を開設。腰痛、肩こり、膝痛などの整形外科疾患における保存的療法と予防医学の研究・実践に取り組むスポーツマン医師。統合医療をコンセプトに、先端医療だけでなく伝統医療も取り入れたきめ細かい診療に定評があり、多くの著名人や文化人からの信頼も厚い。https://www.arisugawaseikeigeka.com/




イラスト/umao 撮影/岡田ナツ子(スタジオマグ) 編集協力/山岸美夕紀
質問・お悩みを募集中!・・・連載「365日美と健康のお悩み相談室」では、読者の皆さんからのお悩みや質問を募集しています。こちらのフォームからお気軽にお寄せください。
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