美容・健康

血流の悪化が免疫力の低下に。負荷をかけすぎない「ちょうどいい運動」で健康維持を

365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】感染症にかからないよう、免疫力を保ちたい

これから寒くなるので、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症も心配です。免疫力を下げないために気をつけることは?

【回答】血流悪化を食い止めることが重要です

新型コロナウイルスの世界的な流行で「免疫力」という言葉が注目されました。

新型コロナウイルスに限らず、細菌やウイルス、さまざまな病気から体を守ってくれる免疫ですが、どうすれば免疫力を保つことができるのでしょうか?

整形外科医でありスポーツドクターでもある陣 彦善先生の著書『医師が教える! 1分免疫エクササイズ』よりご紹介します。

血流を悪化させないために定期的に運動をする

「免疫力を上げるために最重要なのが、“血流の悪化を食い止める”ことです。

心臓から押し出された血液は、筋肉が収縮するポンプ作用によって全身を循環します。血流が悪くなるとリンパ液の流れも悪くなり、免疫細胞が全身の隅々に届かなくなってしまいます。その結果、免疫力の低下につながるのです。

筋力は、加齢や運動不足で低下します。免疫力の向上においては運動を定期的に継続していくことが必要です」(陣先生)

ハードな運動はかえって逆効果

「運動習慣が全身に与える効果について、高血圧・糖尿病・脂質異常症の予防と改善、動脈硬化性の病気の発症を減少させるなど、いくつものメリットが報告されています。

ただし、1時間を超える持久性運動や、重いバーベルを使ったベンチプレスなど、心拍数が150を超える運動を行うと、かえって免疫力がダウンしてしまいます。

運動をハードにがんばりすぎるとストレスホルモンが過剰に分泌され、さらには、骨格筋への血流が増える一方で、粘膜や内臓への血流が減少。その結果、体のバリア機能が低下してしまうのです」(陣先生)

負荷をかけすぎないちょうどいい運動として、陣先生が考案した「1分免疫エクササイズ」があります。

1分間で主要な筋肉を効率的に鍛えるエクササイズですので、毎日の習慣としてぜひ取り入れてみてください。

陣 彦善/Hikoyoshi Jin

福岡大学医学部卒業。1995年、東京女子医科大学病院整形外科入局。約10年間在籍後、漢方、鍼、サプリメント、アンチエイジング、ホメオパシー、ハーブなど、先端医療から伝統医療まで、国内外のさまざまな施設研修を行う。2008年、東京女子医科大学附属青山病院自然医療科非常勤講師として勤務。2010年、東京・南麻布に有栖川整形外科を開設。腰痛、肩こり、膝痛などの整形外科疾患における保存的療法と予防医学の研究・実践に取り組むスポーツマン医師。統合医療をコンセプトに、先端医療だけでなく伝統医療も取り入れたきめ細かい診療に定評があり、多くの著名人や文化人からの信頼も厚い。https://www.arisugawaseikeigeka.com/


イラスト/umao 撮影/岡田ナツ子(スタジオマグ) 編集協力/山岸美夕紀


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