ローションパックの意外な落とし穴とドクター考案の美容ティップス

【お悩み】ローションパックのケア効果がよく分かりません

フェイス型シートやコットンを使ったローションパックは、シートマスク代わりになるのでしょうか？

【回答】量が少ないと、かえって肌がカサつくことがあります

回答者／近藤須雅子さん（美容ジャーナリスト）


コイン型に圧縮されたシートやコットンに化粧水を含ませるローションパック。顔にのせたまま家事をしたり足裏マッサージをしたりと、ながらケアができるのも重宝ですね。

既製のシートマスクは、はがしたあとにベタつきが気になることがありますが、愛用のみずみずしいタイプの保湿化粧水を使えば、肌の内側はしっとり潤い表面はさらりと整って快適に。

そんなふうに使うアイテムによって、テクスチャーをコントロールできるのも魅力です。

ローションパックは、化粧水をたっぷり使うのが大前提

ただ、皮膚科専門医によると、意外な落とし穴もあるよう。

自由が丘クリニックの松浦佳奈先生によると、「ローションパックは、化粧水をたっぷり使うのが大前提。量をけちってしまうと、すぐにシートが乾いて、今度はシートが肌の潤いを吸収し、かえって肌がかさつくことがあります」

確かに、毎日ローションパックに利用していると、普通サイズの化粧水なら1～2週間で1本使いきってしまいます。

精製水などを混ぜて水増しするという方法も

松浦先生も「それくらい使うことになると思います。高価な化粧水をそんなに使いたくないというのなら、薬局で売っている精製水などを混ぜて水増しするのもひとつの方法です。

ドラッグストアなどで売っている手頃な価格の化粧水で薄めてから使ってもいいですね」コストパフォーマンスを高めるドクターの美容ティップス、参考にしてみてください。