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触ることを恐れるより、手洗いを習慣に。感染制御学の専門家に聞いた感染予防策

2020.08.24

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心と体の新習慣 第4回(全11回) 世界的に新型コロナウイルスの感染が止まりません。一方で、外出自粛などの時期を経て、多くの地域で新型コロナウイルスと共に生きる“ニューノーマル(新しい常識・常態)”が始まっています。産業衛生や感染症などの専門家に、今後の新しい生活様式について聞きました。前回の記事はこちら>> ※2020年6月30日現在の情報をもとに記載しています。『家庭画報』2020年9月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

【感染を予防する】
触ることを恐れるより、触った後の手洗いを日常習慣に


〔お話ししてくれるのはこの方〕菅原えりさ先生
菅原えりさ先生
東京医療保健大学大学院
感染制御学教授

専門は病院内感染制御。総合病院で感染リスクのモニタリングや低減活動に従事。2013年より現職。クルーズ船対応をはじめ、高齢者福祉施設や事業者に対して感染対策のアドバイスを行う。日本環境感染学会理事。

外出先での注意は2つ。手指の消毒、顔を触らないこと


物の表面に付着した新型コロナウイルスは、ある程度の時間、感染力を持ったま存在することがわかっています。

段ボールで24時間、ステンレスで48時間、プラスチックで72時間──。

したがって不特定多数の人が触れる物や場所にはウイルスがいることを前提に行動し、無闇にあちらこちらを触らない心がけが必要です。

とはいえ外出すれば、電車のつり革、エスカレーターの手すり、エレベーターのボタン、公共トイレの中などどうしても触ってしまう物が数多くあります。

院内感染対策の専門家・菅原えりさ先生は「触らない注意ではなく、“触った後の2つの習慣”を身につけることを考えましょう」とアドバイスをします。

「1つは手を洗う、もしくはアルコールで消毒すること。私はいつも手指消毒用のアルコール(日本環境感染学会では濃度60パーセント以上を推奨)を携帯しています。もう1つは不用意に顔を触らないこと。呼吸器疾患である新型コロナウイルス感染症の感染経路は鼻、口、目。つまりウイルスが手についていても顔を触らなければ感染の心配はありません」。

何気なく口を押さえたり鼻をこすったりしてしまう癖は意識して直し、コンタクトレンズの着脱なども清潔な手で行うようにしましょう。

出かけるときは消毒液を携帯


出かけるときは消毒液を携帯

外出先は不特定多数の人が触るものに溢れている。携帯用のアルコール消毒液を持ち歩き“触ったら消毒”を心がけると安心だ。
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