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専門家に聞く、新しい生活様式下での「病院のかかり方」

2020.08.20

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心と体の新習慣 第2回(全11回) 世界的に新型コロナウイルスの感染が止まりません。一方で、外出自粛などの時期を経て、多くの地域で新型コロナウイルスと共に生きる“ニューノーマル(新しい常識・常態)”が始まっています。産業衛生や感染症などの専門家に、今後の新しい生活様式について聞きました。前回の記事はこちら>> ※2020年6月30日現在の情報をもとに記載しています。『家庭画報』2020年9月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

【病院のかかり方】オンライン診療、電話の利用などでかかりつけ医と新しい関係をつくる


〔お話ししてくれるのはこの方〕舘田一博先生

舘田一博先生

東邦大学医学部

微生物・感染症学講座 教授
専門は感染病態・治療学で、院内感染対策にも注力。2017年に日本感染症学会理事長、18年から日本臨床微生物学会理事長も兼任。20年7月発足の新型コロナウイルス感染症対策分科会メンバー。

風邪症状が出たら、かかりつけ医に相談


東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授で、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーでもあった舘田一博先生は、この半年間を「欧米に見られた、人工心肺装置が足りなくなるというような医療崩壊が日本で起こらなかったのは幸いだった」と振り返ります。

東邦大学医療センターで50床の新型コロナ専用病棟を新設し、ピーク時には30人ほどが入院していました。通常の外来を閉鎖し、一部の手術や入院は延期。今は専用病棟を閉じ、通常の診療体制に戻りつつあるところです。

全国の医療体制は現在は落ち着いているとのことで、「感染者数が減っているうちに予約を取り直したり、気になる病気の治療を始めたりしてください。持病がある人は治療を続けること。ただし、医療機関はやはり感染のリスクはあるので、急がない状態なら受診を延ばしてもいいし、オンライン診療や薬の長期処方を利用する方法もあります」と舘田先生。

複数の医療機関を続けて受診したため感染を広げた例があり、「ドクターショッピングは避けてほしい」と話します。

「風邪のような症状が気になったら、体温を記録して、かかりつけ医に相談してください。まず電話で症状を伝えるといいでしょう」。



病院のかかり方5か条


1. 必ず診察を受けなくてはいけないか考えてみる。
2. オンライン診療ができるかどうかを調べる。
3. 風邪の症状が出たら、かかりつけ医にまず電話。
4. 慢性の病気の治療は続ける。
5. ドクターショッピング(医療機関を次々と受診)をしない。



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