美容・健康

トイレの悩みをテクノロジーで解決!排せつを予知するサービス「DFree(ディーフリー)」

未来の医療 進歩する生命科学や医療技術。わたしたちはどんな医療のある未来を生きるのでしょうか。「未来を創る専門家」から、最新の研究について伺います。前回の記事はこちら>>

超音波で臓器の形や動きを計測。排せつを予知して、生活の質を向上

夜中にトイレに何度も起きる、ふとしたときに尿が漏れる。排せつの悩みは人にいいにくく、受診も億劫です。

排せつのタイミングを知らせるサービス「DFree(ディーフリー)」を世界で初めて開発し、市販したトリプル・ダブリュー・ジャパン代表取締役の中西敦士さんに、サービスの内容や開発の意図などについて聞きました。

〔未来を創ろうとしている人〕中西敦士(なかにし あつし)さん

なかにし あつしさん

トリプル・ダブリュー・ジャパン
代表取締役
兵庫県明石市生まれ。2006年慶應義塾大学商学部卒業後、大手企業向けのヘルスケアを含む新規事業立ち上げのコンサルティング業務に従事。その後、青年海外協力隊に参加、11年にフィリピンに派遣され、マニラ麻の販売促進支援などの活動を行う。13年より米国UC Berkeleyに留学し、14年に米国にてTriple Wを設立。15年に日本法人を設立。

超音波で膀胱の膨らみを感知して通知

膀胱は主に筋肉でできており、尿が溜まっていないときには骨盤腔(恥骨の後ろ)に収まっていて、尿が溜まるにつれて恥骨の上の方に膨らんでいきます。尿意はこの膀胱の膨らみによって感じます。

「DFree」は、超音波によってこの膀胱の膨らみの変化を捉えるセンサーを恥骨の上にテープやパッドで貼り、本体をクリップで衣服などにつけて、それらと連動するスマートフォンのアプリを用いるサービスで、排尿のタイミングを事前に通知します。

「“D”はおむつを表す英語の“diaper”、そこから解放されるという意味で、この名前をつけました」と中西さん。

すでに日本を中心に3000台強を出荷しました。

DFree

DFreeは本体が83×80×33ミリ、センサーが54×35×12ミリ、重さ90グラムとコンパクト。超音波用ジェル、装着用テープ、充電用USBケーブルとのセットで5万4868円。TEL:0120-922-959 URL:https://dfree.biz/

中西さんによると、主な利用者は、頻尿や尿失禁で悩んでいる人と、自分でトイレに行くのが難しく、介護を受けている人に大別されるとのこと。

頻尿は、自分の意思とは関係なく膀胱が収縮する過活動膀胱、前立腺肥大などによる残尿、水分の摂りすぎや糖尿病などによる多尿、尿路感染、がんなどが原因になります。

また、病気がなく、尿量が多くはなくても、心因性で頻尿になることもあります。

尿失禁は重いものを持ち上げたとき、トイレが間に合わないとき、前立腺肥大などで尿が出にくくなっているときなどに起こります。

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