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自分の髪で安心して暮らせるように支援する「女性頭髪専門外来」

2020.01.09

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知っておきたい! 頼りになる専門外来 治療を続けているのによくならない、今の治療効果に満足していない――。このような悩みを抱える人は少なくありません。こんなときに頼りになるのが「専門外来」です。一般外来ではなかなか受けられない個別性の高い治療が期待できます。今回は「女性頭髪専門外来」についてです。記事一覧はこちら>>

発毛治療によってがん患者の脱毛に対するストレスを減らし
自分の髪で安心して暮らせるように支援する


がんの治療を受けると髪が抜けたり、肌や爪の状態が変わったり、体の一部を失ったりと外見が変化することがあります。この中でも特に女性にとってつらいのは「脱毛」です。そのために、生活の質が著しく低下することも珍しくありません。今回は「自分の髪を生やす」ことに重点を置き、脱毛のアピアランス(外見)ケアに取り組む専門外来をご紹介します。

浜中聡子先生


Dクリニック東京 ウィメンズ 院長
浜中聡子(はまなか・さとこ)先生

北里大学医学部卒業。医学博士。女性頭髪専門外来の医師として年間1万人以上の臨床実績を誇る。女性ホルモンに着目し、医学的見地から「自分の髪を生やす」ことをサポート。丁寧な診察とライフスタイルを含めたアドバイスに定評がある。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医、米国先端医療学会専門医、日本抗加齢医学会専門医など数々の専門医資格を取得。

アピアランス(外見)ケアとは?


がんの治療(手術、抗がん剤治療、放射線治療)で生じる外見上の変化に対する支援のこと。

外見上の変化が起こることで治療選択や日常生活に支障をきたすことも少なくない。

そのため、国立がん研究センター中央病院では「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」と定義し、その人らしく生きられるようサポートすることを主目的としている。

患者数は?


国立がん研究センターの統計によると、2019年のがん罹患者数は全国で101万7200人と予測されており、その大半の人が何らかの治療を受けたと考えられる。

一方、約1000人のがん患者を対象とした厚生労働省研究班の調査(18年発表)では、がん治療で外見が変化したと感じた人は全体の58パーセントを占めた。

最も多かったのは「手術による傷」(49パーセント)で、次いで「頭髪の脱毛」(22パーセント)、「やせ」(22パーセント)が続いた。

女性頭髪専門外来とは?


女性の薄毛や脱毛の治療やケアに精通した医師が、頭皮や頭髪の状態、ストレス、家系、食生活を含めた生活習慣の観点から総合的に診断。

そのうえで「自分の髪を生やす」ことに重点を置き、内服薬や外用薬を中心とした治療を行う。

近年は、がん治療による脱毛に悩む人の受診が増え、ニーズは高まっているものの、類似の専門外来はほかに見当たらない。

こんな悩みは専門外来へ!


●治療後、髪が生えてくるのをじっと待つのは不安
●ウィッグをしても髪がないつらさは消えない
●脱毛中のヘアケアについて主治医には聞けない
●脱毛が嫌なので治療を受けたくない
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