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更年期以降、手の疾患のリスクは高まる。しびれや痛みは「手外科専門医」へ

2018.09.07

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知っておきたい! 頼りになる専門外来 第4回

知っておきたい専門外来 治療を続けているのによくならない、今の治療効果に満足していない――。このような悩みを抱える人は少なくありません。こんなときに頼りになるのが「専門外来」です。一般外来ではなかなか受けられない個別性の高い治療が期待できます。前回の記事はこちら>>
シリーズの第4回は、手に関する専門知識と高度な治療技術を身につけた「手外科専門医」が活躍する専門外来を紹介します。

ホルモンバランスの変化が影響し、更年期以降は手の疾患にかかるリスクが何倍も高まるといわれ、 手のしびれや痛み、変形に悩まされている女性は多いものです。手首の骨折も年齢を重ねるにつれ増えてきます。

平田 仁先生


名古屋大学医学部附属病院 手の外科外来 教授
平田 仁先生

手の外科とは?


腕の神経が始まる首のつけ根から手指の先まで上肢全体の治療とケアを受け持つ。

手の三大疾患といわれる手根管症候群、変形性関節炎、腱鞘炎をはじめ骨折・脱臼、靭帯損傷、拘縮、末梢神経障害、骨・軟部腫瘍など、さまざまな手や腕の疾患に対応する。

けがによる切断指の再接合を行うほか、手の手術や骨折後に生じた後遺症もサポート。これらの診療に従事するのは手の外科を専門とする整形外科医と形成外科医で、全体の9割を整形外科医が占める。

患者数は?


手はけがや疾患により障害が発生しやすい部位だ。けがは男性に多く、疾患は女性に多い傾向がある。

疾患に伴う症状ではしびれや変形を起こす頻度が非常に高く、手指の変形は女性の場合45歳頃から始まり、65歳では3人に1人、90歳ではほぼ全員に発症する。超高齢社会が到来し、手の障害はこれから急増すると予測されている。

手の外科外来とは?


日本手外科学会が認定する手外科専門医が中心となり、手や腕に関する疾患や障害を集中的に診療する。治療だけでなくハンドセラピストの教育を受けた作業療法士とともにリハビリやケアにも取り組み、手の機能回復に努める。

こんな悩みは専門外来へ!


●手や腕にしびれや痛み、腫れが出てきた
●手にけがをした後、手指や腕が腫れて感覚がない
●手を骨折しギプスで固定したが、痛みが続いている
●手首が痛くて通院中だが、なかなかよくならない
●手のひらにしこりやできものがあって気になる
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