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足のトラブルは“万病のもと”。軽視すると将来は寝たきりにも

2018.07.06

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知っておきたい! 頼りになる専門外来 治療を続けているのによくならない、今の治療効果に満足していない――。このような悩みを抱える人は少なくありません。こんなときに頼りになるのが「専門外来」です。一般外来ではなかなか受けられない個別性の高い治療が期待できます。今回は、“隠れた国民病”である足のあらゆるトラブルの治療に積極的に取り組む「フット外来」を取り上げます。 記事一覧はこちら>>
子どもから高齢者まであらゆる世代の人が悩まされる足のトラブルは、まさに“隠れた国民病”といってよいでしょう。しかし、たこやうおのめ、外反母趾などを治したいと思っても、どの診療科を受診してよいのかわからない人が多いものです。

そこで、頼りになるのが「フット外来」です。フットケア指導士を中心に足のトラブルを予防し、重症化を防いでくれます。

小林修三先生


湘南鎌倉総合病院 フット外来 案内 院長代行 腎臓病総合医療センター長
小林修三(こばやし・しゅうぞう)先生
1980年浜松医科大学大学院修了後、同大学第一内科入局。NTT伊豆逓信病院内科部長などを経て、99年に湘南鎌倉総合病院副院長に就任。2017年より現職。日本フットケア学会理事長として、チーム医療によるフットケアの普及を目指し、フットケア指導士の育成に精力的に取り組む。共著に『フットケアで寿命を延ばす』(PHPエディターズ・グループ刊)。


足病とは?


足にできる病変全体のことを指す。主なものにたこ(胼胝[べんち])、うおのめ(鶏眼[けいがん)、爪の変形(肥厚爪、陥入爪[かんにゅうそう]、巻き爪など)、角化症(かかとや足底の角質の肥厚化)、白癬[はくせん](水虫)、足の指やアーチの変形(外反母趾、扁平足など)、足潰かい瘍ようなどがある。

足病変を発症すると、歩行障害をはじめ、変形性膝関節症、腰痛、肩こり、フレイル(虚弱)、サルコペニア(筋力低下)、転倒、寝たきり、足の壊え疽そ・切断、心臓病、脳卒中など全身にわたる病気のリスクが高まる。

患者数は?


子どもから高齢者まであらゆる世代の人がかかり、まさに“隠れた国民病”といってよい。足のトラブルがある子どもは小学校低学年で3割、高校生では7割というデータがある。

また、約1万人(2014年現在)の透析患者が足を切断しており、その数は年々増加している。

フット外来とは?


一般的には「フットケア外来」とも呼ばれる。日本フットケア学会が認定する「フットケア指導士」の資格を持つ看護師を中心に足病変の予防的ケアと早期発見に努め、必要に応じて専門医に紹介し、早期治療につなげる。

また、治療後はアフターケアを行う。2018年5月1日現在、全国で1260名のフットケア指導士が活動している。

こんな悩みは専門外来へ!


● 歩くと足が痛い
● 足がしびれている
● 足が冷たい
● たこ、うおのめがある
● かかとや足底がガサガサしている
● 外反母趾がある
● 水虫が治らない
● 巻き爪などの爪の変形がある
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