〔特集〕スキンケアと美容医療の両輪で 透明感溢れる肌へ究極の美白メソッド ここ数年でぐっと身近になってきた美容医療と、進化が止まらない美白化粧品。“どちらか”ではなく“どちらも”上手に取り入れることこそが澄んだ肌になる近道です。最新のスキンケア化粧品と、美白ケアにおいて注目されている美容医療をご紹介します。
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【スキンケア】
「レーザーや光の照射で物理的にメラニンを分解することは有効。つくり続けられるメラニンを日々ケアすることも必須です」
──コーセー研究所 皮膚・薬剤研究室 小林豊明さん
「美容医療は今あるシミを即効的に取り去ることができますが、自身で施術できない、ダウンタイムがあるなど、日々のケアには向きません。一方スキンケアは肌環境を整えて再発を防いだり、未来の肌にシミをつくらせないためのもので、毎日自身で行えるものです。それぞれの役割があると考えています」と小林豊明さん。
コーセー研究所では美容医療が近年のように身近になる前から、レーザー治療後にコウジ酸製剤でケアすることの有効性と安全性を検証すべく、クリニックとの取り組みなども実施し、論文も発表しています。
「これまでは、シミのもとであるメラニンを生成するメラノサイトが存在する表皮へのアプローチが主でしたが、現在はレーザー治療をしてもまたシミができる要因は、もっと深い真皮にあるのではないか、ということに着目しています」。
そして、シミ部位の真皮で減少している遺伝子「sFRP1」がメラニンの過剰生成を抑える「肌色維持因子」であることを解明しました。
健常な部位の真皮には「肌色維持因子(sFRP1)」が存在し、メラニンの過剰生成やシミを防いでいる。シミ部位の真皮には「肌色維持因子」が少なく、色素沈着が。
「肌色維持因子を増やせばメラニン生成を阻害する力を回復させられることを突き止め、肌色維持因子を増やす成分も見出しています。コウジ酸のメラニン生成阻害力と組み合わせることで、表皮と真皮に多角的に働きかけます。美容医療の効果を持続させていく、一助となるはずです」。
活性化したメラノサイトが表皮細胞に手を伸ばし、メラニンを渡すことで表皮全体にメラニンが広がる( 左)。「肌色維持因子」が添加されメラノサイトが鎮静化(右)。
コーセー研究所皮膚・薬剤研究室
小林豊明さん
(次回に続く。
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