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ゆっくり進行していく慢性腎臓病(CKD)の診断基準は? 異常を放置しないことが重要

2022.08.04

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専門医に聞く 今、気をつけたい病気 第7回(02) 加齢に伴い、いつの間にか忍び寄る慢性腎臓病(CKD)は、心筋梗塞・心不全、脳卒中のリスクを高めます。日本腎臓学会CKD診療ガイドライン改訂準備委員会のアドバイザーである埼玉医科大学の岡田浩一先生にCKDについて伺います。前回の記事はこちら>>
〔解説してくださるかた〕
埼玉医科大学 腎臓内科教室 教授
岡田浩一(おかだ・ひろかず)先生

●前回の記事
「慢性腎臓病(CKD)」とはどんな病気? 初期には自覚症状がなく、気づかないうちに悪化も

尿検査と血液検査で診断し、重症度に応じて治療する


CKDは、主に尿検査と血液検査によって診断されます(下表)。



慢性腎臓病(CKD)の診断基準


下記の(1)(2)のいずれか、または両方が3か月以上続いた場合、CKDと診断される

(1)尿検査、血液検査、画像診断などで腎障害が明らかである(微量アルブミン尿を含むたんぱく尿など)

(2)糸球体ろ過量(GFR)が60ml/分/1.73㎡未満
*日本腎臓学会「腎機能測定ツール」(https://jsn.or.jp/general/check/)で計算できる




尿検査の結果は−(マイナス)が陰性、±が陰性ではないが明らかに陽性でもない、1+以上が陽性です。

1回目の検査で尿たんぱくや尿潜血の陽性を指摘されたら、かかりつけ医や近隣の内科で再検査を受けます。尿たんぱく2+以上、あるいは尿たんぱくと尿潜血がともに1+以上であれば、腎臓専門医の受診がすすめられます。

糸球体ろ過量(GFR)は1分間にろ過される血液の量で、数字が大きいほど腎臓の機能がよいことを表します。

GFRは、筋肉で産生され、腎臓から尿に排出されるクレアチニンの血液中(血清中)の濃度から計算します(推算GFR、eGFRと呼ぶ)。

健康診断や人間ドックの結果表に血清クレアチニンの数値があれば、上記の日本腎臓学会のホームページの「腎機能測定ツール」で計算してみましょう。90以上が正常です。

40歳未満で60未満、40歳以上で45未満であれば、腎臓専門医にかかるほうがいいでしょう。「尿検査や血液検査で異常が見つかったら、放置しないことが何より重要です」
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