美容・健康

藤原美智子さんが次なるステージへ。42年間変わらぬ「女性たちを輝かせたい」という思い

今こそメイクを 第1回(全6回) 家庭画報本誌で、美容ページ、また連載ページなどを通じて、常に私たちの“美”をリードし続けたヘア&メイクアップアーティストの藤原美智子さんが、2022年春、そのキャリアに終止符を打ちました。次なるステージへと駒を進める藤原さんが、今こそ、大人に伝えたい「メイクが教えてくれたこと」とは――。

ヘア&メイクアップアーティスト 藤原美智子のスペシャルメッセージ「メイクが教えてくれたこと」

藤原美智子さん

藤原美智子(ふじわら・みちこ)
長年にわたり雑誌や広告のヘア&メイク、そしてテレビ出演や執筆活動を通じ、常に日本のヘア&メイク業界を牽引。今後は、ビューティ・ライフスタイルデザイナーとして活動。さらに幅を広げて、美容や健康、暮らしや生き方まで、ライフスタイル全般の発信を続ける。

前半戦の生き方を踏まえて次なるステージへ

日本の「大人美」がここまで進化したのは、藤原美智子さんのおかげといっても過言ではないでしょう。

ヘア&メイクアップアーティストという職業を世に知らしめ、ずっと第一線で活躍し続けてきた人。

誰にも真似のできない圧倒的な美を創りながら、同時に、肌のつくり方も眉の描き方もプロのメイクテクニックをわかりやすく解説し、常に女性の美意識や価値観を更新してきた人。

そんな藤原さんがアーティストとしてのキャリアに終止符を打つといいます。

「今の20代は10代、30代は20代、40代は30代、50代は40代……。60代も、あっと驚くくらい、50代にしか見えない人が多いでしょう? 大人の女性として輝きを放つ“時間”がどんどん長くなっていますよね。人生100年時代。ならば私も、ヘア&メイクアップアーティストとして十分にやりきったと断言できる前半戦の生き方を踏まえたうえで、新しいステージに行ってもいいんじゃないかな、って」

ずっと変わらない「女性たちを輝かせたい」という思い

20代でキャリアをスタートして、42年。振り返ってみると「核」はまるで変わっていないと、改めて気づいたのだそう。

「仕事を始めたときから、なぜかメイク以外のことについて聞かれることが多かったんですね。最初はメイク7割、それ以外3割だった比率が、気づくとメイク3割、それ以外7割になっていて、今ではほぼ10割、“生き方”についての答えを求められるようになりました。もともとそのほうが、興味があったんでしょうね。私にとってメイクは“小道具”のひとつ。女性を輝かせる、その背中を押すという“目的”を果たすための手立てにすぎなかったのだと、今、ようやくわかった気がします。思えば、初めてのムック本『メイクの流儀』からすでに、メイクテクニックのみならず、ファッションやインテリア、考え方や生き方まですべてを網羅した一冊にしていただいたんですよね。それが私の『原点』なのだと思います」

小道具のひとつにすぎない。でもそれは、計り知れないパワーを持つ、とても大切な道具なのだと藤原さん。

「40代までは“広げる”年代。あれが欲しいも、これをしたいも、すべてが経験値として積み重なっていくと思うんです。そして50代、60代からは、それまで得た経験値から、大事なものを選び取って掘り下げたり、研ぎ澄ましたりする年代。この世代になれば、誰しも自分らしさがわかるはずだし、自分に必要なのはこれで、余分なものはいらないとクリアに見えるんじゃないかと。メイクも同じ。流行や情報に惑わされたり、振り回されたりすることなく、今の自分と向き合って工夫を重ね、更新すること。自分を輝かせるのは、自分なのだから」

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