美容・健康

美容業界のサステナビリティ ディオールが取り組む「再生農業」とは?

最高峰美容の“今”〈サステナビリティ〉

美しさは新しいステージへ 私たちが輝く最高峰スキンケア 第1回(全8回) 先進の研究をベースにした頼もしい効果に、五感を満たす洗練を極めた使い心地まで、これまで最高峰と呼ばれてきたスキンケアが新しいステージへ進化を遂げています。“多様性”が支持される時代を背景に、より倫理的で、若返りを超えたスキンケアへ。最高峰美容の最新情報をお届けします。

【DIOR(ディオール)】
「花々に精通し、愛したクリスチャン・ディオールの信念がメゾンの原動力です」

ディオール

ディオールは2021年、UEBT(倫理的なバイオトレード連合)に加盟。2024年までに、世界8か所のすべてのディオール ガーデンが国際的に厳格なこの基準の認定を受けるという。

ポジティブな地球の未来まで見据えた美しさの追求

人、社会、地球環境の“持続可能”な発展を意味する「サステナビリティ」への関心は、グローバルで高まり、歴史あるラグジュアリーブランドが牽引する現在。ディオールが、最も力を入れているのが、「再生農業」への取り組みです。

「自然界のプレシャス(貴重)なバランスをもう一度取り戻す。それが『再生農業』に取り組むということです。私たちのビジョンは、コミュニティと生態系の再生です。2021年5月、スキンケアのために開発されたバラ『グランヴィル ローズ』の故郷、グランヴィルの地に新たにガーデンを創設し、種の原点回帰に取り組んでいます。野生のパワー溢れる成分は『プレステージ』ラインのスキンケアへ配合されます」とヴィルジニー・クトゥローさん。

「有機農法はもちろんのこと、農家、農学者、造園家、地域の人々の手も借りて、バラに理想的な生物多様性へと最適化させていきます。この挑戦には終わりがなく、“責任ある調達”や“自然保護”といった枠を超えた、限りない可能性を私たちに教え、地球環境を力強く回復させていくと確信しています」

地球規模の活動を背景に生まれる化粧品。「美しいものは、よいものでなければならない」というメゾンのDNAが注ぎ込まれているのです。

ヴィルジニー・クトゥローさん
ヴィルジニー・クトゥローさん

パルファン・クリスチャン・ディオール サイエンティフィック コミュニケーション ディレクター。皮膚生物学およびコスメトロジーで学位、薬学で博士号を取得。EU化粧品安全性評価資格を取得。20年以上にわたり、化粧品の性能評価において革新的なプログラムを率いる。2021年4月より現職。

〔特集〕美しさは新しいステージへ
私たちが輝く最高峰スキンケア(全8回)

取材・文/近藤須雅子

『家庭画報』2021年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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