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出かけない・会わない・話さない「脳の活動量低下」が“コロナうつ”を引き起こす

2021.09.15

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withコロナ時代の健康術 第9回(02) withコロナの新しい生活様式で生きなければならないこの時代に、50代以降から衰えやすくなる器官や機能を取り上げ、健康を保つための方法を紹介します。今回は「コロナうつ」をテーマに加藤俊徳先生にお話を伺いました。前回の記事はこちら>>
〔解説してくださるかた〕
加藤プラチナクリニック院長、「脳の学校」代表
加藤俊徳(かとう・としのり)先生

●前回の記事
コロナ禍の生活で脳の働きが低下しているかも⁉ あなたの危険度をチェック>>

同じ働きの神経細胞が集まり領域ごとに異なる役割を担う


人間の脳は、脳幹、間脳、小脳、大脳、大脳辺縁系などで構成され、大脳が8割を占めています。

大脳は皮質と白質から成り立ち、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つに分かれ、上からみると右脳と左脳の2つに分かれています(下の図参照)。

●大脳の機能領野
大脳の機能領野

人間の大脳は4つの葉が連携して機能し、前頭葉、側頭葉の前方部、頭頂葉が発達している。

運動・思考・記憶・感情など高次の脳機能を受け持ち、この大脳の活動をほかの脳の部位が支えています。

脳と体は脊髄を通して神経線維でつながり、体に入ってきた情報は、神経線維を伝わって脳に送られ、大脳皮質で分析・処理された後、再び神経を通して体に指令を出します。

大脳皮質を形成するのは「ニューロン」と呼ばれる神経細胞で数百億個が存在すると推測されています。そして、同じような働きを持つ神経細胞が集まり、その領域ごとに役割が異なることがわかっています。

こうした考え方は「脳機能局在論」と呼ばれ、最初に注目されたのは19世紀のことです。

20世紀初頭にはドイツ人の解剖学者ブロードマンが脳の表面に複数の神経細胞の集団が形成されていることを発見し、大脳皮質を領域ごとに分けた脳地図を作成しました。

以降、脳科学者たちによって複数の脳地図が作成され、加藤先生もこの概念を一般の人にわかりやすく伝えるために2006年から「脳番地」の考え方を提唱しています。
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