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「義務のように塗るのをやめたとき口紅が自分の味方になってくれるはず」青木奈緒さんのリップメイク

2021.08.05

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今こそリップメイクで心にも彩りを 第4回(全10回) 当たり前のように私たちの傍にあったリップスティックを塗るという行為。外出するから、マスクを外すから、ではなく心に彩りをもたらすリップメイクの高揚感を思い出しませんか。前回の記事はこちら>>

話題の女性(ひと)のリップメイク競演
青木奈緖さん、あなたにとって口紅とは何ですか?


青木奈緖さん

ワンピース4万4000円/プレインピープル(プレインピープル青山)


「義務のように塗るのをやめたとき口紅が自分の味方になってくれるはず」── 青木さん

今日、まだ自分の中に「生気」が宿っているということを引き出していただいた気がします。

7年ほど母の介護をしていて、仕事も開店休業、自分の顔どころではない生活をしていました。出かけるときは、義務のように口紅を塗るけれど、それさえも、滲まないように気をつけるくらい。

メイクアップアーティスト 吉川康雄さんが、「お嬢さん、いきますよ」と笑いながら、でも丁寧に口紅を塗ってくださったとき、ぐっと湧き上がってくるものがあり、いかに自分を大事にしてこなかったのかに気づかされました。

もうすぐ還暦ですが、老け込むのはまだ早いのかも。今日を転機に、口紅が味方になってくれる、そんな気がします。

〔使用リップ〕
“濃くない”深みで大人の知性を演出

エスティ ローダー

ピュア カラー イルミネーティング シャイン リップスティック 915 4400円/エスティ ローダー

「深い色をほんのり入れる技は、知的な顔立ちの青木さんをはじめ、大人におすすめ」(吉川さん)。溢れるような潤いが魅力の血色レッド。

作家・エッセイスト 青木奈緖さん
曽祖父が幸田露伴、祖母が幸田 文、母が青木 玉という作家一族の4代目。ウィーンに留学後、エッセイストとしてデビュー。『誰が袖わが袖』、『幸田家のことば』など著書多数。

メイクアップアーティスト 吉川康雄さん
東京で活動後、1995年に渡米。各国のモード誌のカバーを含むファッション撮影、広告、コレクション、セレブリティのポートレートなど幅広く活躍。2021年春、自身のメイクブランド「UNMIX(アンミックス)」がデビュー。

撮影舞台裏の特別動画を公開中!青木奈緖さんも登場
表示価格はすべて税込みです。
撮影/五十嵐隆裕〈SIGNO〉(人物)、渡邉宏基(静物) ヘア/芝田貴之〈SIGNO〉 メイク/吉川康雄 スタイリング/馬場郁雄

『家庭画報』2021年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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