美容・健康

「自分のために口紅を。」人気メイクアップアーティストが語る、今こそリップメイクが必要な理由

今こそリップメイクで心にも彩りを 第1回(全10回) 当たり前のように私たちの傍にあったリップスティックを塗るという行為。外出するから、マスクを外すから、ではなく心に彩りをもたらすリップメイクの高揚感を思い出しませんか。

イモトアヤコさん

今回、タレントのイモトアヤコさんなど、世代もさまざまな5人のメイクを担当した吉川さん。「素の唇の質感をなくさないこと、輪郭をぼかすこと。これさえ気をつければ、似合わない色はありません」。

「化粧って自分に触れる、自分を愛おしむ行為。リップメイクで肌にも心にも彩りを取り戻してほしい。たとえ、マスクをしていたとしてもね」── 吉川さん

成熟世代のメイクを長年手がけてきたメイクアップ アーティスト吉川康雄さんにお話を伺いました。

「人に会わない、外に行かない、そんな生活が当たり前になって早、1年半以上。ヘアカットの回数が減ったとか、リップメイクをしなくなったとか、自分にアテンションを向けなくなったという声をよく耳にします。ただ、これからもしばらくはこの生活が続くと思うと、それは世界中、誰にとっても決して短い時間じゃない。人生がもったいないんじゃないかな?」と吉川さんは語ります。

「“マスクだから”でも“マスクなのに”でもなく、誰かに見せるためやまわりに褒められるためでもなく、自分のために、自分らしく生きるために、口紅を塗りましょうと皆さんにメッセージを送りたいのです」。

唇は、顔の中で唯一「赤」の色素を持ったパーツ。

「赤という色がもたらすのは、華やかさ、明るさ、健やかさ、セクシーさ……、つまりは『生き生き感』だと思うんです。今回、5名の女性に、新しいリップメイクに挑戦してもらいました。最も大切にしたのは、それぞれの『ピュアネス』。コンプレックスやエイジングへの否定から入ると、メイクはどんどん隠す行為になり、色も質感も含めて、その人の個性が消えちゃうんですよね。

僕は、一人一人が生き生きと生きている“今”を絶好調に見せて、その人らしさを透き通らせたいと思う。結果、『私って、悪くない』と幸せな気分になってもらえたら、最高だと思っています。自分を肯定するために、今こそリップメイクを楽しんでほしい、そう思います」。

メイクアップアーティスト
吉川康雄さん

吉川さん

東京で活動後、1995年に渡米。各国のモード誌のカバーを含むファッション撮影、広告、コレクション、セレブリティのポートレートなど幅広く活躍。2021年春、自身のメイクブランド「UNMIX(アンミックス)」がデビュー。

〔特集〕今こそリップメイクで心にも彩りを(全10回)

撮影/五十嵐隆裕〈SIGNO〉(人物) ヘア/芝田貴之〈SIGNO〉 メイク/吉川康雄 スタイリング/馬場郁雄 取材・文/松本千登世

『家庭画報』2021年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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