美容・健康

コレステロールの多い食品は避けるべき?守りたい3つの注意点も

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美と健康のお悩み相談室

【お悩み】コレステロールの多い食品は避けるべき?

ダイエットと健康目的で糖質の多い食材を避けていますが、コレステロールの多い食品も避けるべきでしょうか?

【回答】避けなくて大丈夫。ただし3つの点に気をつけて

ひと昔前は、卵などのコレステロール値の高い食材は健康に悪いと考えられていましたが、現在ではこの説は否定されているとのこと。北里大学北里研究所病院 糖尿病センター センター長の山田 悟先生による著書『世にも美味しい「ゆるやかな糖質制限ダイエット」 』より紹介します。

食材で血液中のコレステロール値は変わらない

「鶏卵をはじめ魚卵、いか、たこ、海老、貝類などコレステロールが多い食材をたくさん食べると血液中のコレステロール値が上昇し、脳卒中や心臓病の原因となる動脈硬化症を進行させると考えられてきました。そのため、コレステロールの多い料理は体に悪いといわれ、鶏卵は一日一個程度の摂取量が望ましいとされてきたのです」(山田先生)

ところが、最新の研究結果によりコレステロールが多い食材をたくさん食べても血液中のコレステロール値は変わらないことが明らかになり、厚生労働省は、2015年に1日の摂取上限量を撤廃。摂取量を制限しなくてもよくなりました。

「健康な人だけでなくコレステロール値が高い人も、コレステロールが多く含まれる食材を使った糖質制限食を楽しんでいただけます。一時的にコレステロール値が上がるかもしれませんが、その場合は様子をみながら続けていただき、コレステロール値が気になる人は肉ではなくコレステロールの少ない魚や大豆をたんぱく源として摂取するとよいでしょう」(山田先生)

また、コレステロール食材を取る際には3つの点に気を付けるといいそうです。

1.低糖質の食品を選ぶ
コレステロールが多く含まれる食品の大半は低糖質だが、さきいか、コーヒーミルクのほか鶏卵やバターを使った菓子類は高糖質。

2.気になるときは魚や大豆を中心に
肝臓が生成量を調節するのに時間がかかるため、一時的に数値が上昇することも。気になるときはコレステロールの少ない魚や大豆を。

3.基準値を超えたときは受診する
血液中のコレステロールは食事や運動では減少しない。LDLコレステロールが基準値を超えたら受診し、薬物による治療の相談を。

以上のことを守り、健康的においしい食事を楽しんでください。

山田 悟/Satoru Yamada

北里大学北里研究所病院 糖尿病センター センター長、食・楽・健康協会 代表理事。1994年、慶應義塾大学医学部卒業。2011年より北里大学北里研究所病院糖尿病センター長。糖尿病専門医。糖尿病に関する臨床や研究活動とともに、2013年11月に一般社団法人「食・楽・健康協会」を設立し、社会に向けて「ゆるやかな糖質制限」の啓発と普及に精力的に取り組んでいる。


イラスト/umao 編集協力/山岸美夕紀


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