発酵食品たっぷりのレシピ！「ヨーグルト」がおいしさの秘訣、車麩とキムチの炒め物

【お悩み】発酵食品をたっぷり摂れるレシピは？

体にいい発酵食品を積極的に食べるようにしています。発酵食品をたっぷり使ったおいしいレシピを知りたいです。

【回答】キムチとヨーグルトを使った車麩の炒めもの

今回は、ヨーグルトとキムチという2大発酵食品を一度に摂れるレシピを書籍『毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ』よりピックアップしました。


「車麩とキムチの炒めもの」のポイントは、車麩を水ではなく“ヨーグルトでもどす”こと。

乾物は通常、水やお湯でもどして、もどし汁は捨ててしまいがちですが、このもどし汁には水溶性の栄養成分が豊富に含まれています。でもヨーグルトもどしなら、もどしたヨーグルトごと料理に使うので、乾物とヨーグルトのどちらの栄養も丸ごと取り込むことができるのです。

小麦粉に含まれるたんぱく質であるグルテンを棒に巻きつけて焼き上げた車麩の植物性たんぱく質とヨーグルトの動物性たんぱく質を同時に摂ることができるので、栄養バランスがよい組み合わせといえます。

しっかりとした食感があり、食べごたえ十分

「車麩とキムチの炒めもの」は、ヨーグルトとキムチの汁という2種の発酵食品の旨みを吸った車麩がジューシー。車麩は最初にこんがり焼き色をつけると香ばしく仕上がります。好みで豚肉を加えてもGOOD。

車麩はほかの麩に比べるとしっかりしたかみごたえがあり、ヨーグルトでもどすと水もどしに比べて水っぽくならず、食感がより保たれます。肉などとともに煮込むほか、焼く、炒める、揚げるなどさまざまな料理に展開でき、肉なしでも食べごたえ十分です。

車麩とキムチの炒めもの

＜材料（2人分）＞
・車麩　2枚（22g）
・プレーンヨーグルト　160g
・キムチ　300g
・にら　1わ
・しょうゆ　大さじ1
・サラダ油　小さじ1
・ごま油　少量

＜作り方＞
1．車麩、プレーンヨーグルトはファスナーつき保存袋に入れてよくからめ、密閉して冷蔵庫で約8時間もどす。
2．にらは4cm長さに、1は一口大に切る。
3．フライパンにサラダ油を熱し、2の車麩を中火で炒める。表面にこんがり焼き色がついたらキムチを汁ごと加え、車麩にキムチの汁を吸わせるように炒め合わせる。
4．汁気が少なくなったら2のにらを加え、軽く炒める。しょうゆを回し入れて全体に混ぜ、ごま油を加えてひと炒めする。