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口呼吸が習慣化している人は要注意。「かっいうべ体操」で鼻呼吸に改善を

2021.04.28

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】口呼吸を鼻呼吸に改善したい


気がつくといつも口呼吸になってしまっています。鼻呼吸に改善したいのですが、どうすればいいでしょう?

【回答】「かっいうべ体操」をおすすめします


クリニック院長で医学博士の堀田 修先生の著書『自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい』によると、口呼吸が習慣になっていると、上咽頭の慢性的な炎症を招きやすくなるといいます。


口呼吸は風邪やアレルギーを引き起こす

「鼻でなく口から入る空気は鼻から入る空気と異なり、乾燥しているばかりか、鼻毛や繊毛(せんもう)による浄化作用を受けていないため、ウイルスや細菌、花粉などの刺激物質の侵入が容易になりますから、風邪をひきやすくなったり、アレルギー症状を引き起こしたりします。

このとき、ダイレクトに中咽頭から下咽頭、気管支、肺へと空気が流れ、一部が上咽頭へと流れ込むため、上咽頭の炎症をもたらすのです。また、口呼吸だと口の中が乾いて口の中の細菌叢がくずれ、口臭などをもたらします」(堀田先生)

「口呼吸かどうかは、自然に口を閉じたときの舌の位置で簡単にわかります。舌の先が上あごについているのが正常ですが、舌の位置が下の前歯の裏側にあると、口呼吸が疑われます。

口呼吸の習慣がある人は、口の周りの唇を閉じる筋肉の力が低下しており、舌の先の位置が低く、舌根(ぜっこん)が後方に下がっているという特徴があります。ふだんから舌の先を上あごにつけることを心がけ、鼻で呼吸するように注意しましょう。そのほか、次にあるような項目にあてはまると、口呼吸である可能性があります」(堀田先生)

口呼吸チェックリスト

1.唇を閉じるとあごにシワができる。口角が下がっている
2.睡眠中のいびき、歯ぎしり
3.起床時にのどの痛みがある
4.舌の側面にギザギザとした波形がつく
5.口臭が気になる

口呼吸を直して表情筋も鍛えられる

今回は、口周りを鍛えて舌の力をつける「かっいうべ体操」をご紹介しましょう。まず、自然に口を閉じた状態で、あなたの舌の先の位置を確認してみてください。

舌の先が下の前歯の裏ではなく、上あごのセンターにある浅いへこみについていれば、舌が正しいポジションにあり、自然と鼻呼吸になっていることを示しています。

口呼吸の習慣のある人は、舌の先がどこにも触れていないか、下の前歯の裏についていて、舌の位置が本来の正しい位置よりも下がっています(低舌位:ていぜつい)。舌の横にギザギザの波形の跡がついている人や、とくに舌が下の前歯についている人の多くは重度の口呼吸といえます。

ふだんから舌のポジションが上あごのセンターに当たるよう、意識してトレーニングし、口呼吸の改善に努めましょう。

この体操で、口呼吸の人に特有の低舌位が改善します。さらに、この体操は口呼吸を直すだけでなく、表情筋のトレーニングにも役立ちます。1日30回、ぜひ行ってみてください。

「かっいうべ体操」を実践!

堀田 修/Osamu Hotta

堀田 修クリニック(HOC)院長・医学博士、認定NPO 法人日本病巣疾患研究会理事長、日本腎臓学会評議員、IgA 腎症根治治療ネットワーク代表、東北医科薬科大学医学部臨床教授。1957年愛知県生まれ。83年、防衛医科大学校卒業。88年、IgA 腎症の根治治療として扁摘パルス療法を米国医学雑誌『AJKD』に発表、日本のIgA 腎症治療に変革をもたらした。「木を見て森も見る医療」をモットーに、扁桃、上咽頭、歯などの病巣感染(炎症)が引き起こすさまざまな疾患の臨床と研究に力を注ぐ。




イラスト/umao、湯沢知子 編集協力/山岸美夕紀
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