アート・カルチャー・ホビー

お弁当と家族に対する苦い思い出。阿部直美さんのエッセイ集『おべんとうの時間がきらいだった』

〔今月の本〕

『おべんとうの時間がきらいだった』

『おべんとうの時間がきらいだった』

阿部直美 著/岩波書店

機内誌『翼の王国』の人気連載「おべんとうの時間」の取材が14年目に入る、お弁当ハンター阿部 了・直美さん夫妻。

お弁当愛に溢れる夫の了さんに引きずられるように、子連れで取材を始めた直美さんには、実はお弁当の背後に家族に対する苦い思い出があった……。

中学生のとき、お弁当にカレーライスを入れられたエピソードから始まる本書は、両親に葛藤を抱いていた直美さんが、結婚後、一家3人でお弁当の取材を続ける過程で家族と向き合った軌跡が見えるエッセイ集。

弁当と愛情をひと括りにされることへの居心地の悪さ、家族なんて……と思っていた自分を真摯に見つめ、紡がれた偽りのないことばが読み手の共感を誘う。

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『家庭画報』2020年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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