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【名画を巡る30日】『55歳頃のジョン・ジュリアス・アンガースタイン』―世界初「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」へようこそ8

名画を巡る30日 200年近い歴史を誇るロンドン・ナショナル・ギャラリーが所蔵する、珠玉の名画61点が初来日しています。東京では10月18日まで、そして11月3日より大阪で開催される、世界で初めての「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」から、厳選した30枚の名画を、毎日ご紹介いたします。パリ在住の展覧会プロデューサー・今津京子さんに、知られざる名画の秘密を教えていただきましょう。一覧はこちら>>

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トマス・ローレンス『55歳頃のジョン・ジュリアス・アンガースタイン』

【名画を巡る30日】『55歳頃のジョン・ジュリアス・アンガースタイン』―世界初「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」へようこそ8
トマス・ローレンス《55歳頃のジョン・ジュリアス・アンガースタイン》1790年頃 油彩・カンヴァス ©The National Gallery, London. Bequeathed by Miss May Rowley, a descendant of the sitter’s daughter, 1965

ロンドン・ナショナル・ギャラリーは「市民による市民のための美術館」として開館されました。フランスのルーヴル美術館やスペインのプラド美術館のように君主のコレクションが核となっているのではなく、個人コレクターの寄付と新規購入で、バランスよく収集が進められています。その出発点はこの肖像のモデルとなった裕福な銀行家アンガースタインのコレクション38点でした。

彼はイギリスの代表的な肖像画家、トマス・ローレンスのパトロンでもあったそうで、この絵が描かれた時、アンガースタイン55歳、ローレンスは20歳。こちらを見つめる銀行家の、優しいけれど射抜くようなまなざしが印象的です。


今津京子/Kyoko Imazu


写真/小野祐次
展覧会プロデューサー。パリをベースに、今回の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」、「モネ展」(2015年)、「オルセー美術館展」(2014年)など、30数年にわたり数十の大型展覧会の企画に携わる。

日仏英の3か国語を操り、美術、ファッションなどの分野でジャーナリストとしても活動。音楽、演劇、料理、アンティークなどアール・ド・ヴィーヴルをこよなく愛する。

『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』


写真提供/読売新聞社
約200年の歴史を誇るロンドン・ナショナル・ギャラリーが、初めて館外で大規模な所蔵作品展を開催。61作品すべてが初来日となる。英国とヨーロッパ大陸の交流という視点で、ルネサンスからポスト印象派までの西洋絵画史を辿る。

東京会場:国立西洋美術館
~2020年10月18日(日)
月曜休館(8月10日、9月21日は開館)、9月23日休館
一般1700円
お問い合わせ:03(5777)8600(ハローダイヤル)

大阪会場:国立国際美術館
2020年11月3日(火・祝)~2021年1月31日(日)
11月16日、11月24日、11月30日、12月14日、12月30日~1月2日、1月18日休館※休館日は変更になる場合があります
一般1700円
お問い合わせ:06(6447)4680(国立国際美術館代表)
※東京会場は日時指定制となります。国立西洋美術館では入場券の販売はありません。詳しい入館方法や最新情報は展覧会公式サイトでお確かめください。
展覧会の詳細はこちら>>

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