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笑いあり、ハッとさせられるような驚きあり!大人が読みたいエッセイ集2選

おうちで免疫アップ 人は心身がゆったりと落ち着き、楽しい気持ちになると、副交感神経の働きにより免疫力が高まるといわれています。心がときめく人のインタビュー、心がじんわりと温かくなる本と音楽など、家庭画報のナビゲーターがとっておきの情報を選んでくれました。前回の記事はこちら>>

驚きと笑いで免疫力アップ

今回は、リラックスした気分で読みたい「エッセイ集」をご紹介します。

笑いあり、ハッとさせられるような驚きありの作品をピックアップしました。充実したおうち時間を過ごせば、心も体も元気になれそうです。

『野良猫を尊敬した日』

『野良猫を尊敬した日』

穂村 弘 著/講談社 1400円

多くの人が、そういうものだと受け流すことの前で立ち止まり、自分の中の違和感を言語化する──

独自の視点が際立つその文章に、熱狂的なファンを持つ穂村 弘さんは、短歌で現実を異化する歌人。

熱を出してうなされている頭で、その日の食べ物さえキープすることのない野良猫を思い出し、一瞬一瞬をただ全身で生きている命の塊を尊敬する表題作をはじめ、どのエッセイを読んでも、笑ってしまうと同時に、世界に向けたその鋭い視線にハッとさせられる。

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『遊覧日記』

『遊覧日記』

武田百合子 著/ちくま文庫 700円

夫の武田泰淳さんの没後に発表した『富士日記』以来、その作品が今も、多くのファンに読み継がれている武田百合子さん。

『遊覧日記』は、思いつくまま足の向くまま、浅草の花やしき、蚤の市、不忍池……と足を運び、見たこと、体験したことを飾らないことばで綴ったエッセイ集。

天性の無垢な芸術者といわれたように、虚心坦懐に物事に向き合う百合子さんの姿が思い浮かぶ文章と、娘の花さんの写真が相まって、読めば遊覧気分を味わうことができる。

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『家庭画報』2020年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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