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【現代アートは語る】6月 山口 晃《百貨店圖 日本橋 新三越本店》過去・現在・未来を繫ぐ

過去・現在・未来を繫ぐ文化の蓄積

過去・現在・未来を繫ぐ文化の蓄積

《百貨店圖 日本橋 新三越本店》2004年 作=山口 晃 サイズ=縦59.4×横84.1センチ 紙にペン、水彩 所蔵=三越伊勢丹

選・文/住谷晃一郎(美術評論家)

「三越百貨店という、もとは越後屋が東京の駿河町に店を出して、さらに維新を迎えて、デパートメントストアをスタートさせて100年たったときの記念行事の際に描いたものです」

日本橋

山口 晃は、その土地の古い地図とかを調べて、実際にあったもの、なくなったものと今あるランドマーク的なものを取り合わせて、地域によっては100年とか、400~500年を1枚の絵にぎゅーっと圧縮して描くと言う。

大和絵的手法を用いて雲で仕切られた鳥瞰図的な構成で、遠近法は用いず、並列的に並べていく。

呉服店

画面中央に新旧の三越と日本橋。右上に越後屋呉服店、左上に日銀と富士山。手前左に昔あった魚河岸、右には地下鉄が吹き抜け屋台で描かれている。

空想と歴史と近未来とがごちゃまぜになっている。

地下鉄

三越

取材協力=ミヅマアートギャラリー

『家庭画報』2020年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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