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80年代と遊び心満載のセルフカバーをリリース。角松敏生さんへインタビュー

〔今月の音楽〕

80年代と遊び心満載のセルフカバーをリリース

角松敏生

角松敏生(かどまつ としき)
1960年、東京都出身。81年にレコードデビュー。シンガーソングライター、音楽プロデューサーとして活躍するほか、インストゥルメンタル・アルバムやミュージカル音楽の制作など多彩に活動。

「品質の高さにはこだわりつつ、遊び心も満載です」と話すのは、さまざまなアーティストの音楽プロデュースや「WAになっておどろう」の大ヒットでも知られるシンガーソングライターの角松敏生さん。

5月にアルバム『EARPLAY ~REBIRTH 2~』をリリースした。ライブアレンジされた1980年代後半の楽曲を中心にスタジオ録音したセルフカバーで、聴けば瞬時に、心地よい角松サウンドが懐かしい時代へと誘(いざな)ってくれる。

キーボーディストで音楽プロデューサーの小林信吾さんと2人で写ったジャケットは、自身が影響を受けた米国ミュージシャンのアルバムのパロディ。遊び心に大人の余裕を感じる。

「僕は、好きな音楽の“うるさい聴き手”でいられたらと思っているうちに、担ぎ出されるような形で“聴いてもらう側”になってしまった人間。81年にデビューして、歌唱力にコンプレックスを抱えながら仕事をしていたんですが、93年から5年間、歌手活動を一旦凍結しましてね。

2012年に1を出したREBIRTHシリーズは、その凍結までの11年間に出した曲を、今の自分のスキルで上書きしつつ、昔の曲にもう一度華を持たせようという企画。支えてくださったお客さんに対する感謝の作品でもあります」

来年はデビュー40周年。進化し続けてきた59歳は、「昔の曲をこの年で歌うと、20代の頃とは違う景色や配役が見えてきたりするんですよ。湘南をイメージして書いたのに、城崎の風景が浮かんできたりして」と笑う。

『TOSHIKI KADOMATSU Performance 2020“Earplay”~REBIRTH 2~ 』

角松敏生

『EARPLAY ~REBIRTH 2~』BVCL-1065 3000円+税

公式サイト>>

表示価格はすべて税込みです。

取材・構成・文/岡﨑 香 撮影/増田 慶 ヘア&メイク/凜

『家庭画報』2020年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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