アート・カルチャー・ホビー

ちょっと奇妙で不穏な読後感が残る、恩田 陸さんの作品集『歩道橋シネマ』

〔今月の本〕

『歩道橋シネマ』

『歩道橋シネマ』

恩田 陸 著/新潮社 1600円

ホラー、SF、ミステリーから、音楽や演劇をモチーフにした青春群像ものまで、ジャンルにとらわれることなくさまざまな小説を発表している恩田 陸さん。

本書は『蜂蜜と遠雷』で直木賞と本屋大賞をW受賞した、恩田イヤーともいえる2017年をはさんで7年間に書かれた、18本を編んだ短編集。

エドワード・ホッパーの絵をモチーフにした「線路脇の家」。

平和サポートボランティアという名のもとで行われる徴兵制の裏で、働かない人間を海外に送り込む近未来のシステムを描く「悪い春」。

時間を合わせてそこに行けば、自分がかつて大事にしていた記憶に出会えるという「歩道橋シネマ」。

ちょっと奇妙で不穏な読後感が残る作品集。

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表示価格はすべて税抜きです。

『家庭画報』2020年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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