アート・カルチャー・ホビー

ゴリラをめぐる2人の示唆に富む会話 山極寿一、小川洋子『ゴリラの森、言葉の海』

今月の本

『ゴリラの森、言葉の海』

『ゴリラの森、言葉の海 』

山極寿一、小川洋子 著/新潮社 1500円

言葉の海でもがきながら、言葉で名づけ得ない秩序で守られた世界へ戻ろうとして小説を書いているのかもしれないという小川洋子さんと、言葉を理解しない動物と野生の世界でつきあうためには言葉を捨て、五感を動物に合わせて研ぎ澄ます必要があるという霊長類学者の山極寿一さん。

東京、京都、そして屋久島の森で。一見、対極的なようで、言葉について近い感性を持つ2人による対話集。他の動物と遊び、ペットを飼い、歌う。

長年、野生のゴリラを研究してきた山極さんが語るその生態を聞いて、言葉を持たない彼らの物語に反応する小川さん。

ゴリラをめぐって広がり、深まる2人の示唆に富む会話がさまざまな気づきをもたらす。

表示価格はすべて税抜きです。

取材・構成・文/塚田恭子

『家庭画報』2019年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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