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リニューアル・オープンして益々注目!現代アートを身近に感じる「東京都現代美術館」

2019.07.04

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心潤す緑陰の美術館へ 第5回(全10回)作品と向き合うことで感性を磨く、知的好奇心を満たす、あるいは心身をリフレッシュする……。目的はさまざまですが、いつ訪ねても「心潤す時間」をもたらしてくれるのが、美術館の第1の魅力です。夏休みシーズン。喧騒から離れた涼やかな美術館で心潤う休日を過ごしてみませんか。第1部はアートな遠足、第2部はアートな自由研究をテーマにお届けします。前回の記事はこちら>>

第1部 家族で楽しむ“アートな遠足”
東京都現代美術館[東京・清澄白河]


アンソニー・カロ 《発見の塔》

アンソニー・カロ 《発見の塔》 1991年 高さ670×幅550×奥行き550センチ 鋼、彩色
公園広場に聳えるのは、イギリス人彫刻家、カロ(1924〜2013年)の大作。作品保護のため限られた時間のみだが、上ることができ、子どもたちに大人気。


生活にアートを。都会の公園に寄り添う美術館


緑と水、カフェとギャラリーの多い街として近年注目されている清澄白河。そのランドマークの一つが木場公園内にある「東京都現代美術館」です。

約3年の工事休館を経て2019年3月29日にリニューアル・オープンした同館は、主に1945年以降の国内外の現代美術約5400点を所蔵。展示室の総面積約7000平方メートルは、国内の近現代美術館で最大です。

アルナルド・ポモドーロ《太陽のジャイロスコープ》

アルナルド・ポモドーロ《太陽のジャイロスコープ》 1988年 高さ300×幅450×奥行き450センチ ブロンズ、コールテン鋼
天窓からの光が満ち、神々しいまでに美しいコレクション展示室のアトリウム。約5トンもある中央の彫刻は休館前は屋外にあったもの。休館中に分解して修復、移動した。


今回の工事では天井、壁、床の全面的な改修が行われたほか、新しいスペースやアートもお目見えしました。広いエントランスホールに加わったのはコルク製の丸い椅子。石や鉄とガラスのシャープな空間の中で、ほっとできる存在です。

エントランスホール

エントランスホール。外の水盤の波紋が柱に映り、幻想的な美しさ。

そして、もう一つ新たに導入されたのが“音”。サウンド・アーティストの鈴木昭男の代表作「点音(おとだて)」の一部として、木場公園の風の音や鳥の声がスピーカーからさりげなく流れているのです。

鈴木昭男 《道草のすすめ―「点音(おとだて)」and “no zo mi”》

鈴木昭男 《道草のすすめ―「点音(おとだて)」and “no zo mi”》 2018〜2019年 サイズ可変 コンクリート
屋外展示場。耳と足の形を合わせた「点音」マークがついたコンクリートブロックは、そこに佇むことで聴く意識の覚醒を促す。リニューアルに合わせて新たにコレクションに加わった作品で、美術館の敷地に点在。
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