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元ちとせさんの唯一無二の歌声を ホールで味わう一夜

2019.05.08

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今月の音楽

唯一無二と称される神秘的な歌声で、聴く者の魂まで揺さぶる元 ちとせさんが、今年も浜離宮朝日ホールでコンサートを行う。アコースティックなバンド編成で、デビュー曲「ワダツミの木」から、最新アルバム『元唄 ~元ちとせ 奄美シマ唄集~』まで、これまでリリースしてきた数々の楽曲の中から、10数曲を歌う予定だ。

元 ちとせ(はじめ ちとせ)
1979年、鹿児島県出身。2002年、「ワダツミの木」でデビュー。2019年7月6日の『日本遺産物語コンサート 奄美大島編 Vol.2』に出演、また9月15日には『Augusta Camp 2019』に出演予定。


「ホールの雰囲気も音の響きもとてもいいので、そのよさと自分の歌が重なるような音づくりをするつもりです。とはいえ、あまり硬くならず、リラックスした気持ちで楽しんでいただけたら」


地元・奄美大島を代表する伝統工芸品、白大島紬のきものがよくお似合いの元さん。「祖母も母も大島紬の織り手で、機織り工場でカセットデッキから流れるシマ唄を聴きながら育った」という彼女は、17歳のときに史上最年少で奄美民謡大賞を受賞、23歳でメジャーデビューした。坂本龍一さんとのコラボレーション曲「死んだ女の子」や2015年の日本レコード大賞企画賞を受賞したアルバム『平和元年』など、平和への思いがこもった楽曲が多いのは、デビューした年に訪れた広島の原爆資料館で衝撃を受けたことが大きく影響しているという。

「私はこんなことも知らないで、大人になったつもりでいたんだなと感じました。今ある平和の大切さを思い知って、せっかく歌で表現できる場を与えていただいているのだから、私の歌が何かを考えるきっかけになればと思うようになりました」

現在、40歳。2児の母でもある元さんは、奄美大島に生活拠点を置きながら、独自のスタンスで活動している。その歌の世界は、明るく飾らない人柄と相まって、さらに豊かな広がりを見せている。

「いつもそうしているように、今度のコンサートにも120%の力で臨みます。どれも歌詞にこだわって、大事に作ってきた曲です。一つ一つの言葉を皆さんの心にお届けできるよう、魂を込めて丁寧に歌います。ぜひ受け取りにいらしてください」

Premium meets Premium 2019 『元ちとせ “元ノ唄会” in 浜離宮』

2019年5月24日 18時30分~
浜離宮朝日ホール 全席指定5400円
●お問い合わせ
SOGO TOKYO
TEL:03(3405)9999
取材・構成・文/岡﨑 香 撮影/増田 慶 ヘア&メイク/Murahata Jin〈FACE〉 衣装協力/銀座もとじ
「家庭画報」2019年6月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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