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「なぜ日本人は挨拶で頭を下げるの?」今こそ知っておきたい日本の礼儀作法

2020年に向けて、ますます日本への注目や関心が高まっている昨今。日本を訪れる外国人観光客の数も右肩上がりで増加し、様々なシーンで海外の方に接する機会が増えているのではないでしょうか。

しかし、海外の方から例えば「神社とお寺の違いは?」、「なぜ挨拶で頭を下げるの?」などと、改めて日本のしきたりや礼儀作法について問われた時、正しく説明ができるかと言われると自信を持って「はい」とは言いにくいものです。

1月19日に発売された小笠原流礼法の宗家・小笠原敬承斎氏による新書『外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法』では、日本の文化やしきたり、日本人が大切にしている習慣や振る舞いについて、その真の意味から説き起こして解説しています。

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なぜ日本人は挨拶で頭を下げるの?

例えば、「なぜ日本人は挨拶で頭を下げるの?」という問いには、「自分の急所である頭を相手の前に下げることで、相手に敵意を抱いていないことや相手を信頼していることを表す」と解説されています。

また、「なぜ化粧室の掃除が大切なのでしょうか?」という問いには、

烈火で不浄を清浄と化すといわれているお手洗いの神様、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)や様々な信仰があることを説明したうえで、「周囲を思うこころ」についても触れています。

小笠原流では、「あらゆる場所で、誰に対しても、慎みの心を忘れずに周囲を察しながら自然に美しく生きること」を目標にしているといいます。

気づいたときに、周囲が清潔であるようにと自然に行動できるこころの豊かさが、汚れのない化粧室に表れると、日本では考えられているのです。

他にも、第1章は「清浄」の意識、第2章は神社仏閣(寺社仏閣)での礼儀作法、第3章は日本人のつき合い、第4章は公共の場での礼儀作法、第5章は和食の礼儀作法、第6章は日本人の格好、そして付録に「日本の年中行事」が紹介されており、一冊で様々な分野を学ぶことができます。

今こそ、文化や作法について学びなおす絶好の機会かも。自信と誇りをもって「日本のこころ」を伝えられるようになるために、ぜひ手に取りたい一冊です。

小笠原敬承斎/Ogasawara Keishosai

東京都生まれ。小笠原忠統前宗家(小笠原惣領家第三十二世・一九九六年没)の実姉・小笠原日英尼公の真孫。副宗家を経て、九六年に小笠原流礼法宗家に就任。約七百年の伝統を誇る小笠原流礼法初の女性宗家となり注目を集める。門下の指導にあたるとともに、各地での講演や研修、執筆活動を通じ、現代生活に応じた礼法の普及に努めている。

 

外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法

小笠原敬承斎(著)
定価:本体840円+税
光文社新書

小笠原敬承斎氏が解説する「和のマナー」はじめ、様々な大人のマナーを配信中!>>記事を読む

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