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書籍で!銀座で! エッセイスト玉村豊男さんの田園暮らしに触れる

四季折々に豊かな表情を見せるヴィラデストのガーデン。

家庭画報本誌でもおなじみのエッセイスト・玉村豊男さん。長野県東御の豊かな自然とともにシンプルに暮らす玉村さんのライフスタイルは、いつの時代も憧れを誘います。

そんな田園暮らしの27年間の集大成本『新 田園の快楽』が待望の刊行。松屋銀座ではライフスタイルを紹介する初の展覧会も開催されます。

貯蔵庫にて。玉村さんのワインづくりを二人三脚で支えてきた小西 超さん(右・「ヴィラデスト ガーデンファームアンドワイナリー」社長)。

里山暮らしの27年を綴った集大成『新 田園の快楽』が刊行

「終の棲家はここだ!」と閃きを受け、玉村豊男夫妻が長野県東御市の里山に居――『ヴィラデスト』――を構えたのは1991年のこと。

ハーブや野菜を育てる畑仕事からスタートした田舎暮らしの様子は、「田園の快楽」として家庭画報本誌でも連載され、大きな反響を呼びました。

あれから27年。ヴィラデストは日本を代表するワイナリーにもなり、その存在は東御の地には欠かせないものに。玉村さんも自らのワイナリーを手がけるだけでなく、日本ワインの振興、地域産業や観光の活性化などに尽力してきました。

そして「田園の快楽」から四半世紀を経た2018年夏。70代を迎えた玉村さんが、ヴィラデストで過ごした日々を振り返りながら、その暮らしを新たに見つめ直した『新 田園の快楽』がついに刊行されました。

「田園の生活では、食べて、働いて、眠る、ただそれだけの、単純な、しかし充実して幸福な暮らしのかたちが続いていくのだ」---。それが「田園の快楽」と綴る玉村さん。

ひときわ深いワインとワイナリーへの想い、人生後半に入った毎日の暮らし、そして次世代に伝えていきたいこと……。「今日一日を十分楽しめば、明日もまた楽しい一日になるだろう」。そんな玉村さんの今の想いがぎゅっと詰まった一冊です。

 

愛犬ピノとともにヴィラデストのブドウ畑を散歩するご夫妻。


ヴィラデストのワインは、日本で開催されたサミットでも供された。


「ヴィラデスト ガーデンファームアンドワイナリー」のスタッフと。

 

玉村さんのライフスタイルを東京・銀座で再現!

エッセイストだけでなく、水彩画家、ワイナリーオーナーでもある玉村さん。松屋銀座で開催される「田園の快楽 玉村豊男展」は、その3つの顔をテーマに構成されています。

一つはその暮らし方に焦点を当てたコーナー。なんと、世界各国を旅して見つけたアイテムをコーディネートしたご自宅の様子が再現されるのです。

「長年愛用している籐の肘掛け椅子や中国の薬箱、ラオスやベトナムの小物……。自宅の玄関回りやリビングのコーナーをそのまま持っていきます」(玉村さん)。

ご夫妻のきらめくセンスに直接触れられる貴重な機会となりそうです。もちろん新作を含む絵画も70点ほど展示。

「ヴィラデスト ガーデンファーム&ワイナリー」コーナーでは、ヴィラデストのガーデンの一部が再現! オリジナルグッズの販売なども予定されています。「田園の快楽」の世界観をたっぷり味わえるチャンス。夏の名残の銀座で、田園暮らしの醍醐味に浸ってみてはいかがでしょうか。

「田園の快楽 玉村豊男展」
松屋銀座8階イベントスクエア
2018年9月5日(水)~9月10日(月)
10時~20時(*9月9日は19時30分、最終日は17時閉場。入場は閉場の30分前まで)
入場料 一般1000円ほか
お問い合わせ/松屋銀座 電話03-3567-1211(大代表)


玉村さんが絵を描き、奥さまの抄恵子さんがデザインしたオリジナルグッズ。

 


植物や果実をモチーフとした水彩画。


父・玉村方久斗氏の絵画とミャンマーの鳥が飾られたご自宅の玄関。

 

玉村豊男/Toyoo Tamamura

エッセイスト、画家、ワイナリーオーナー

1945年、東京都に日本画家・玉村方久斗の末子として生まれる。東京大学仏文科在学中にパリ大学言語学研究所に2年間留学。通訳、翻訳業を経て、文筆業へ。旅と都市、料理、食文化、料理、田舎暮らしなど幅広い分野で活動を続ける。1991年より長野県東部町(現・東御市)に移住、2003年に果実酒製造免許を取得し、「ヴィラデスト ガーデンファームアンド
ワイナリー」をオープン。『田園の快楽』『病気自慢』など著書多数。

『新 田園の快楽 ヴィラデストの27年』(世界文化社刊)好評発売中!
A4変型判/上製/128ページ
本体価格2200円(税込み価格2376円)

撮影/鈴木一彦 取材・文・構成/露木朋子

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