アート・カルチャー・ホビー

花村想太さんがミュージカル『ジャージー・ボーイズ』に挑む! 役を継承しつつ、オリジナリティも

〔今月のミュージカル・演劇〕

※この情報は、掲載号の発売当時のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

自分が演じる意味を見出す

ジャージー・ボーイズ

『ジャージー・ボーイズ』は「ザ・フォー・シーズンズ」のヒット曲で構成されているミュージカルです。

僕が2018年に初めて観たときに「Can’tTake My Eyes Off Of You」を聴いて、この名曲を歌っていた人がフランキー・ヴァリさんだと知りました。彼らの曲の創作過程や背景などが描かれていて、ヒット曲が生まれる瞬間に立ち会ったかのような気持ちになりました。

僕自身もグループで音楽活動をしているので、グループの紆余曲折を描いていることに、すごく親近感がありました。

特に妻と別れたときにフランキーが歌う「My Eyes Adored You」が好きです。心情を吐露する部分はありますが、自分の弱さや感情を表現している曲は意外と少ないので、この曲で気持ちが切り替わる瞬間があるところが気に入っています。

その後、フランキー・ヴァリ役でオーディションを受ける機会をいただきました。約3か月にわたって同じ曲の練習を繰り返し、実際に送ったのは練習した6曲のうちの3曲。受かってからは想像していた以上にプレッシャーが大きかったです。

今回演じるのは実在する人物のかたですので、物真似になりすぎず、いい塩梅でフランキーさんの面影に近づけたいと思います。

そして何といっても日本のフランキー・ヴァリはアッキー(中川晃教)さんが一つの型として作り上げられている役。そこをしっかりと継承しつつ、自分のオリジナリティも出していかなければならないと思っています。

稽古も始まり、アッキーさんからは発声の方法やクイックブレスのコツなど、的確なアドバイスをたくさんいただきました。「花村くんのフランキーもよかったね」といっていただけることを目標にしています。

花村想太(はなむら・そうた)

1990年、兵庫県生まれ。5人組男性アーティスト「Da-iCE」のボーカル兼パフォーマーで、グループの楽曲の作詞・作曲も手がけている。男性には珍しい4オクターブの高音ボイスの持ち主。2020年に自身のソロバンドプロジェクト「Natural Lag」を始動し、2021年にはYouTuberヒカルとのユニット「UPSTART」を結成した。ミュージカル作品『RENT』や『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』で主演を務め、近年は音楽活動以外にも活躍の場を広げている。

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』

『ジャージー・ボーイズ』

1960年代のアメリカ音楽界を席巻した「ザ・フォーシーズンズ」のフランキー・ヴァリをはじめとした4人のメンバーが、それぞれの視点でグループの姿を語り「Shelly」などの大ヒット曲が彩るミュージカル。2005年にトニー賞4部門受賞。2016年に日本初演され、“天使の歌声”と称えられるフランキーを中川晃教が演じ、第24回読売演劇大賞ほか同年度の演劇賞を総なめにした。

公演は2チーム制で、チームBLACKは中川晃教、藤岡正明、東 啓介、大山真志、チームGREENは花村想太、尾上右近、有澤樟太郎、spi。

日生劇場
~2022年10月29日
S席1万4000円(全席指定)ほか
東宝テレザーブ:03(3201)7777
URL:https://www.tohostage.com/jersey/

表示価格はすべて税込みです。

構成・文/山下シオン

『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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