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こんなミニチュア、見たことない! 名工・服部一郎さんの江戸豆玩具~前編

稀音家義丸さん・犬飼昌子さんご夫妻のコレクション

江戸時代の縁日を彷彿させる屋台や物売りをミニチュアサイズで再現した小さな芸術品をご紹介します。いずれも名工・服部一郎さんが紙や粘土、竹、布などを使って見事な技で作り上げた逸品。長唄演奏家の稀音家(きねや)義丸さんと犬飼昌子さんご夫妻が長年をかけて集め、今も手元で慈しんでいる宝物です。

庶民の活気ある暮らしぶりを伝える
賑やかな縁日の風景

名工・服部一郎さんの江戸豆玩具江戸時代には「朝に観音、夕に薬師」と言われるほど縁日が多く立ち、食べ物や生活用品、おもちゃなどの屋台が並び、 庶民で賑わっていました。服部さんは指の延長のように見事にピンセットを操り、小指の爪の先ほどの葉までおろそかにせず、丁寧に技を積み重ねて一つひとつの作品を完成させていきました。「観た人がこの世界に入りやすいように」と作品にあえて人間は登場しません。

名工・服部一郎さんの江戸豆玩具「あま酒屋」
棚の扉や引き出しを開けると、茶碗や桶が整然と並び、つい歓声を上げてしまいます。簞笥でも引き出しをスムーズに開け閉てするには熟練の技が必要。手のひらサイズの世界ではなおのこと。

名工・服部一郎さんの江戸豆玩具「魚売」
魚は、粘土で成形してから焼いた後に、彩色しています。赤や青の魚の色合いが鮮やかで、魚の目もかわいらしく描かれており、見ていると自然と頰がゆるんできてしまいます。

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