アート・カルチャー・ホビー

瀬奈じゅんさんがミュージカル『ヘアスプレー』に出演! 信念を持った悪役に

〔今月のミュージカル・演劇〕

※この情報は、掲載号の発売当時のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

作品のテーマに光を照らす

瀬奈じゅんさん

私がミュージカル『ヘアスプレー』と出会ったのは2007年に公開された映画でした。楽曲がすごく明るいですし、女の子のファッションやヘアスタイルなどがすごく可愛らしい作品だという印象があります。

特に「You Can’t Stop The Beat」という曲が大好きで、前奏が始まるのを聴いただけでもテンションが上がります! ほかの曲も全部素敵でワクワクさせてくれますし、とても魅力的ですね。

日本で上演するなら主人公のトレイシーに渡辺直美さんがぴったりだと思っていたら、それが実現することを伺ったのと同時にヴェルマ役のオファーをいただきました。自分のことより渡辺さんの『ヘアスプレー』が観られるのが嬉しかったです。

ヴェルマは『コーニー・コリンズ・ショー』のプロデューサーでトレイシーのライバル、アンバーの母親です。映画ではミシェル・ファイファーが演じた悪役ですが、私は宝塚時代から悪役を演じたことがあまりありません。これまでに経験したいちばん悪い役は『三銃士』のミレディです。

悪役にはその人なりの意思や信念みたいなものがあると思うので、ヴェルマにとっての正義みたいなものを貫いていこうと思います。みんなと仲よくなれないのは少し寂しいですけれども、とことんいじめ抜いてやろうと思います(笑)。

映画が公開された頃の日本では今と比べると人種差別やLGBTQという言葉や考えが世の中に浸透していませんでした。作品に描かれている人種や体型、性別の差別問題を当時の私は他人事のような感覚で見ていました。

今の日本はようやく追いついてきたと思いますので、皆さまにミュージカルとして楽しんでいただいたうえで、作品のテーマを意識してお伝えしたいです。

瀬奈じゅん(せな・じゅん)

1974年東京都生まれ。1992年宝塚歌劇団に入団。2005年に月組トップスターとなる。宝塚版『エリザベート』で、ルキーニ、エリザベート、トートの3役を演じるなど、さまざまな役で観客を魅了し、絶大な人気を博す。2009年12月に宝塚歌劇団を退団し、2010年『エリザベート』で女優として本格的に活動開始。2018年には『今日から俺は!!』(NTV)で主人公の母親役を演じ話題になったほか、幅広く活躍している。

ミュージカル『ヘアスプレー』

『ヘアスプレー』

1960年代のアメリカ・ボルティモアを舞台に明るくてパワフルなビッグサイズの女の子がテレビのダンス番組の出演を目指し、奮闘する物語。1988年の映画をもとに2002年にミュージカル化してブロードウェイで上演され、トニー賞8部門受賞した人気作である。2007年に再び映画化されて世界的に大ヒットし、ジョン・トラボルタが母親を演じたことでも話題となった。

今回、初の日本人キャストで上演される。出演は渡辺直美、エリアンナ、三浦宏規、平間壮一、清水くるみ、田村芽実、上口耕平、石川 禅、瀬奈じゅん、山口祐一郎ほか。

東京建物Brillia HALL
~2022年10月2日
S席1万4500円(全席指定)ほか
東宝テレザーブ:03(3201)7777
URL:https://www.tohostage.com/hairspray/
※福岡、大阪、愛知公演あり

表示価格はすべて税込みです。

構成・文/山下シオン

『家庭画報』2022年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

Pick up注目記事

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

【創刊777号記念】11月号 10月1日発売

家庭画報の手土産

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading